2017年7月24日 (月)

日本ロゲイニング選手権2

いざスタート。1時間にCP2つのペースだど24時間で48CPなので、最初の数時間はそのペースに乗れるかを一つの目安にする。

Map

[序盤の展開]
34  12:08:44
65  12:36:18
51  13:13:43
47  13:31:32
71  13:58:08
103  14:27:57
67  14:55:26
56  15:14:55
43  15:39:08
104  16:06:55
70  17:18:21
31  17:44:48

さすがに24時間だと多くのチームは普段よりゆっくり。集団の2番手で34に到着する。里山は結構藪が濃いことを確認。65までは他1チームと絡む展開。ここはシンヤさんにペースメイクを任せるが、少し競る形になってしまい24時間のペースには早い印象。51へは出戻りで林道を行くが長く感じ尾根伝いに行ったほうが楽だったかなあ後悔気味。最初に藪の印象を受け考慮しなかったが、確認してもよかった。最後の急登で汗が吹き出しこのペースでは持たないと感じ、以降はセーブしたペースになる。美鈴湖畔に予想通り自販機があったので初回休憩とする。背負った水はほとんど尽きていた。ペットボトル2本買い、1本はその場で飲み干す。以降、水道や自販機があったら給水しながら進むことに。相当量の水分消費だ。31の ハッシュハウスのオープン時間は過ぎてしまったのでコンビニで休憩と考えていたが、実はハッシュハウスは三好さんカフェでまだオープンしていたので休憩を取らせていただく。

ここでプランを練り直す。6時間弱で12CPは取っているが、時間1/4経過で範囲の網羅率はざっとまだ1/6程度。
今後ペースが落ちることを考えられ、おそらく行けるのは40-45CP程度になる。よって101はカットで48-61とする。となれば明るいうちに61を通過し44へ向かう林道に出てしまいたい。

[ナイトナビ前半]
48  18:21:57
61  18:42:52
44  19:28:03
105  19:52:13
63  20:28:04
52  20:59:08
42  21:26:00
日が落ちても涼しさはなく、日中の身体の火照りが継続している感じで進む。夜間のナビゲーションは大きな問題はないが、何かリフレッシュするきっかけが欲しい。そのきっかけはコンビニで休むことぐらいしか思いつかない。コンビニは42から下山し21:50頃に到着した。店内は涼しくイートインもあり思ったよりリフレッシュができた。

[ナイトナビ後半]
74  22:37:50
64  23:08:51
57  23:52:07
39  00:22:57
55  01:25:25
49  01:57:16
69  03:12:31
100  04:21:02

コンビニでリフレッシュできたが、74の登りで再び汗まみれになる。下りは別ルートにしてみるが道が不明瞭で少々苦労する。64以降は完全に平地の区間に入る。そこそこ走れる感じで進むが気温は高いままで軽快さはない。次第に歩く場面が増えてくる。

思ったより時間がかかっており、39でプランを練り直した。市街地のCPを全部取っていると山の上まで行けなくなりそう。2人とも100は取りたい考えだったので、区間は長くなるが49-69-100という流れで進むことに。山の上の73で元気なら会場まで3.5時間、疲れているなら4時間欲しいと計算する。73までは麓から2時間、100から麓まで2時間とすると、7.5~8時間、つまり100に4:00~4:30の間着けば登るチャンスがある。実際に100に到着したのは明るくなり始めた4:21で、余裕はあまりないが何とか想定内だった。

[終盤の展開]
53  05:10:02
37  05:57:11
40  06:22:08
102  07:17:02
73  08:15:47
50  08:44:17
62  08:58:51
59  09:14:57
46  09:31:17
45  09:47:38
75  10:20:25
54  10:43:46
35  11:01:08
41  11:20:55 
F  11:47:42

山へのアプローチは40から102とした。そこまでは53-37-40とつなぐ。40到着のリミットは残り5.5時間、つまり6:30とする。100付近で動きの良いチームがいて自分たちは夜間走れてなかったのではと少し気が引き締まっていたこともあり、スムーズに平地を抜け6:22に40に到着し、山へGOとなる。102についた時点で73はパスしようと一旦話すが、登るペースを計算し行けると判断できたので、シンヤさんを説き伏せ往復する。46もパス候補にしていたが、下りでペースが乗ってきたのできっちり寄る。これで後半は理想的なCP取得で安全圏内に戻ってきた。しかし下界は暑く、いよいよ自分が苦しくなる。最後はほぼ歩きでフラフラと会場に戻って長い長い24時間が終了した。

あとから地図を見直すと49-69-100は49-36-58-100でも距離はあまり変わらないのでこちらのほうが良かったと感じた。あるいは49-36-58-53-100-37でも良いかもしれない。あとは序盤の65の代わりに60,33が取れたかどうか。この2か所に点を伸ばす余地があったが、それでも事前想定の8割は取れたので良かった。

2位との得点差は275点で比率は112.7%。男子2000点超のチームの6時間ごとの累計得点を積み上げると以下のようになる。エリアによって得点効率は変化するので単純比較にはならないが、夜半過ぎはやはりペースも悪かったと思われ最後の6時間で逆転したことになる。

山とヤギ 742-1352-1754-2436
迪草日和 782-1317-1798-2161
イヌイ 641-1209-1725-2133
L3豆戦車 657-1259-1680-2081

ちなみに混合トップとは132.6%、女子トップとは136.1%。混合トップと男子トップが近い得点になることも多いが、男子が12位まで混合を上回っており層が厚かったといえる。

今回は市街地が多く、ナビゲーションの難易度や補給のしやすさやからフィールド的には世界選手権と比べ厳しさは薄かったと感じている。ただし、気候的に暑い時期だったので体力的な厳しさはかなりのもので、レースの組み立ての難しさは単純に走力で押し切れる5-6時間の街ロゲイニングとは全く異なっていたと思う。トータルで考えれば、チャンピオンを決めるのに十分な舞台だったと感じている。個人的には暑さは苦手なので、もう少し高所か涼しい時期だったらうれしいなあ。もちろんナビゲーションの難易度が上がるのも望むところ。

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2017年7月20日 (木)

日本ロゲイニング選手権

第1回日本ロゲイニング選手権に参加してきました。

結果は2436点(満点は3000点)で優勝することができました。2002年に国内で初開催されたロゲイニング大会から、ここまでたくさんの参加してきましたが、今回は24時間の日本チャンピオンを決める選手権で、キャッチコピーも「最強は誰だ」。

「今までの実績は関係ないよ、ここで勝った者が真の実力者だよ」というメッセージと受け取り、ならば真剣勝負だという緊張感を持って臨みました。チームのペアは山田慎也選手。彼はPTLなど海外のロングトレイルの完走実績があり、フル2時間40分、ウルトラ8時間と走力も申し分なく、頼もしいパートナーです。

作戦編と実践編に分けてレポートを書きたいと思います。

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■作戦編
まず、プログラムで公開された情報から、競技範囲とCP数、配点を想定した。
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CP数:50
満点:3000点
地図のサイズ:A3ノビ
縮尺:1/50000
最低標高:520m
最高表高:1530m

Yosou
事前に想定した図

シンヤさんが過去地図を入手してくれて、今回も美ヶ原が入ることを楽しみにしていたが、少し残念という感想。全般的に標高が低い分、暑さ対策もより必要になる。

A3ノビの1:50000の範囲は約20*15kmで、単純に地図の外周だと70km。ちなみに、、、A3ノビの1:25000で開催されるロゲイニング大会は多く、トップが8割程度を取る設定が適しているとすると、市街地ら5時間、山なら10時間程度。つまり、山と街の比率が3:2だったら、8時間程度が適しているということになる。

それと比較して、今回の範囲は外周距離は2倍、面積で4倍ということになる。CP数が変わらず位置関係が相似ならルート距離は2倍ちょうどだが、CPの位置や数の増加によってルート距離はさらに増加する。(このあたりの計算は複雑になると思いますが、、、)

今回は50個とやや多めということで、ざっと2.5倍ぐらいになると想定される。

また24時間になると巡行速度は落ちるので、これを1.2倍と考える。

以上から、8時間*距離2.5倍*巡行1.2倍=24で、やはりちょうど24時間に適した競技設定、ということが想定される。つまり、優勝を狙うならおおよそ8割狙いでプランニングすればOKということになる。

もっとも、これだけ広範囲だと設定の負担も大きいため、若干狭い範囲に収まっている可能性、基本は道利用で、不整地の巡航低下が少ないこと、自分たちの頑張りで1.2倍を短縮することなどから、満点近くもありうるとも想定した。

流れとしては日中は熱いため炎天下の町は避けたく、まずは山、夜は街、夜明けに山と考えた。

以上が事前にコースを予想した内容になる。

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さてレース当日、それぞれ車で早朝出発で、10時前に会場で合流した。地図が配布されたのは10時40分。

Img_6769s

範囲はほぼ予想通り!

ざっと見た印象は街が想定より点数低めで、高得点CPは出戻りか空走区間が発生しやすい。すんなり効率的できず難しいなあと、地図に見入っていたら、うっかり飲み物を地図上にこぼしてしまった。少し慌てたが、タオルでふき取って大きな影響はなく済んだ。

気を取り直して頭を整理し、
・ひとまず満点も意識したプランニングをしておきたい
・近くは保留できるが、遠くはプランの段階では外せない
・近くで保留できるCPを探す。まずは32、次に65。
・特に32はアプローチが南北しかなく、他のCPからも離れていてかなり非効率
・会場へのIN・OUTは34or41が良いのでこれは決定
・山、街、山なら最初は東に出て南北いずれかの山塊に展開が良い。と、するとまずは34。

これで東から時計回りか反時計回りかに決まる。

南の山塊は73へのアプローチが3方向で一筆書きが難しく、序盤だと取捨選択が難しい。いっぽう北の山塊は一筆書きしやすく、早ければハッシュハウスにも寄れる。101は遠いが、行く行かないの判断は48の到着時間でできるうえに48-61の流れも良い。また、最後は41なので後半南のほうが流れが良い。

これで反時計回りに決めた。
なお、65は非効率と判断したが、まずまずの高得点&終盤残すとラインが交差する(極力避けるべき)ので序盤にとることとした。

南の山塊の取り方は調整がきくのでスタート時点では保留にした。水は1.7L程度 食料はある程度コンビニも使えるので7割程度を持った。また発汗対策で塩タブレットはたくさん持つ。会場内も暑いのでなるべく消耗しないように過ごした。

(競技編つづく)

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2015年5月 7日 (木)

信州上田ロゲイニング

5月4日は信州上田ロゲイニングに参加しました。

男子ソロ5時間部門 1位 2048点

ルートと通過時間を記しておきます。

Img_3499

S(9:00)-52(9:03)-34(9:05)-81(9:10)-39(9:16)-82(9:23)-72(9:31)-44(9:39)-102(9:53)-50(10:08)-66(10:14)-62(10:27)-55(10:35)-35(10:45)-86(11:04)-61(11:16)-151(11:26)-67(11:32)-37(11:42)-46(11:49)-96(11:56)-76(12:08)-38(12:17)-68(12:27)-87(12:38)-97(12:52)-95(13:03)-89(13:19)-60(13:27)-78(13:44)-42(13:49)-G(13:58)

今回はプランニングと実践がうまくはまったと感じています。最初が81で最後52のほうが距離は短くなりますが、取りこぼし対策で先に52に行きました。

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2015年4月30日 (木)

国分寺・小金井・府中ロゲイニング

先日の土曜日に国分寺・小金井・府中ロゲイニングに山口とチームだいだいで参加しました。 我々は脚で稼ぐチームですが、電車も使えるルールだったので、脚と電車を駆使して満点も狙えるプランを考えました。

Img_3426

水色が地図に書き込んだプランで、最後に分倍河原から8-16-22-41-21-9で会場に戻るという考えでした。 ただおそらくは時間が足りず、府中周辺から電車で戻るのが現実的だろうとも思っていました。

で、実際は11までは計画通りでしたが、結構脚が疲れてきたことと、残り時間が少なくなったことから電車利用メインに切り替え得点の高い南西部を拾って国分寺に戻りました。

いちおうトップでしたが、点数は954/1200点で思ったより伸びませんでした。お互い地図は読めるのでフォローしあいながら進めてロスはほとんどなく、非効率な47が伸びなかった一番の要因と推察しています。 今回はガンガン攻めるというチームの方針で、前半での効率性云々はあまり検討しなかったのでこれでよしとしますが、もっとシビアな対決だったらこのあたりの取捨選択が確実に勝敗の分かれ目になっただろうと感じました。

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2015年2月 7日 (土)

有度山ロゲイニングの分析

マッパのキミさんから、プランとしては良かったと思うので、検証してほしいとの話がありましたので、かなりマニアックに分析してみました。こういう分析はやりだすと面白いですね。なかなか興味深い分析結果がでました。ちなみに分析はロゲイニング講習用に作成した自作のツールで行っており、地図を背景にCP位置を設定し、CPの標高と出戻り要素を設定、さらに直線距離と比高を1.3倍し、得点との相関から効率度を算出するというような仕組みになっております。

各カテゴリの上位チームとマッパの効率度は以下の通りでした。推定距離は札幌農学校も大福もGPS計測距離とほぼ変わらないので割と解析精度は高いと思います。

Hyou1

マッパ、大福、ちょこっち、ハムちゃんは効率度はほぼ同じという結果がでました。札幌農学校とトータスはそれに比べるとやや低めになっています。その差はどこなのかルート図で比較してみます。

Route1

札幌農学校とマッパは北西エリア、大福は100点の山塊に行ったという違いがありますが、ここでは差がでなかったようです。なんとなく差がありそうなのは農学校の22-56と24の鋭角でしょうか。

続いて女子と家族の3チームです。ちょこっちは北半分のみで1000点取っていて、これは確かに効率的と言えそうです。ハムちゃんとトータスは54まではかなり似たラインですが、山の縁を行ったハムちゃんと中央部に展開したトータスで北上のラインに差が出ています。結果的に24と56,22あたりが効率性を下げる要因になったと言えそうです。

Route2

続いて、真のベストプランはあったのかについて考察してみました。最高点だったマッパのプランを少しいじってみます。

Aplan

いじったらマッパ+ハムちゃんといったルートになりました。1440点で効率度3.57とマッパ案を少し上回る結果となりました。時間が足りるか際どいところですね。

そして、ここまででお気付きかと思いますが、南東部の日本平を攻略するプランが全くでてきていません。上位チームが見向きもしなかった日本平ですが、3つほどプランを立ててみました。

Route3

それぞれ代わりに北西部をカット、南部平地をカット、北東部をカットの3パターンです。距離+比高/100が52少々(マッパの移動ポテンシャル程度)でプランを立てています。その得点と効率度は以下の通りでした。

Hyou2

なんとびっくり、ほとんどどれも一緒です。

つまり、今回はどこかのエリアをカットと決めて、残りでうまくルートプランすれば同じ結果だったということです。村越さんが地図を紙に打ち出して何度も得点調整したと話しておりましたが、かなり練られた配点バランスだったということですね。楽しませていただいました。

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2015年2月 3日 (火)

有度山トレイル三昧

週末は有度山トレイル三昧ということで、2日間楽しんできました。

土曜日のミニトレイルレースは久しぶりに走ったのですが、集団でコースアウトしてしまいました...それでもジェットコースターコースを楽しめたのでよかったです。

メインの日曜日のロゲイニングは福田さんとのチーム大福の2レース目ということで、2人ともやや疲労があったものの、きっちり混合部門で優勝することができました。

今回どんな作戦&展開だったかをまとめたいと思います。まずは作戦です。(ルート図は大会ページ

土曜日の交流会で攻略法を話す機会があったので、事前に地図でいろいろ確認しました。一部ストリートビューも使って(笑)

■事前の作戦
・3~4割が新しいエリア。新しいエリアはできるだけ行きたい。
・特に眺めが良さそうな一本松公園には行きたい。直下まで車道が通じている。
・そうすると日本平はおそらく厳しい。
・CP数が多いので取捨選択し高得点をうまくつないでいく
・村越さんのお気に入りポイントは点数が高いかもしれない

日本平は行けないかもしれないので、土曜日午後は時間があったので車で行っちゃいました。

■地図が配られてから
・まず最高点を確認
・予想どおり日本平が最高点だが、周辺の配点密度が高くないので最初に除外
・一本松公園~梶原山は150点取れるので決定
・北東部に70点があるので行きたい
・北西部も60点が2つあるので良さそう
・最南部は配点が高めで外せない
・中央部はあまり配点が高くない

少し平地で足慣らしをしたいよねということで、北西→尾根上→北東→最南部→時間を見ながら戻るのが良さそうと判断し、いちど決めかけましたが、これだと最南部からの戻りのリスクが高そうだったので、余裕があれば最後に北西というプランに切り替えました。いきなり登らずS-10-61と緩やかに足を慣らす作戦です。また、3時間程度経過したところで休憩&作戦練り直しの時間を作ろうと話をしました。

■結果の考察

最近は目標得点をベースに取捨選択を意識してレースを進めています。

今回は満点は2180点で、全て回るには例年から推定すると70km程度でしょう。いっぽう我々の移動距離は45km程度になると想定しました。45/70だと約65%なので、得点でいえば1400点が目標となります。それを達成するためには1時間で280点、つまり10点当たり2分10秒で取れないといけません。出戻り感のあるCPはその計算から取捨選択します。

最初の山エリアは高得点を狙いうちの10-61-100-50-36の順番です。この通過時間で今回のプランニングの成否がわかるだろうと感じ、重要な序盤でした。

結果、61までが遠く20分以上かかったものの、100と50で挽回でき、36は57分で計250点とほぼ想定どおりで、ひとまずは安心でした。福田さんともこのペースなら5時間OKと話をして、その後は街エリアで得点を重ねていきました。北西部はやはり無理でしたが他には取りこぼしなく、少し余裕を持って帰還でした。

取得したCPを1時間ごとに並べると以下のようになります(右端は合計点)
10-61-100-50-36 250
49-37-72-52-53-29-38 290
54-28-33-71-26-32-45 260
62-59-70-58-57 280
44-23-46-31-27-51-43-14 250

今回はGPSで41.6km、地図で測って42.5kmの移動距離でした。42.5/70km=1320/2180点となり、距離と得点の比率はほぼ一致でした。

29で3、4分ほどロスがあったので47に行ければ今回のプランでのベストだったでしょう。かなり配点が練られているので、今回の移動ポテンシャルから1400点台はノーチャンスだったと感じています。次は総合最高点をチーム目標にします。

キミさんからマッパチームのプランももらっています。
11 12 30 41 20 42 60 63 43 310
27 51 31 46 32 57 44 24 280
58 70 59 62 25 64 310
71 33 28 54 38 29 220
53 72 37 49 52 34 35 300

札幌農学校も北西部に行き100点には行っていませんが、どちらのプランが良かったか時間があれば検証してみたいと思います。ちなみに改めてプランニングしてみると今回CP配置の肝は会場南東部の空白地帯ではないかと感じています。

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2014年11月18日 (火)

フォトロゲ島田

春の松本ロゲイニングの後、次は対決しようとコイちゃんと話をしていて、 実現となったのが今回の島田でした。 コイちゃんが望月さんと組むことは事前に聞いていたので、 私は昨年に引き続き市岡さんとのペアで挑むこととしました。

前日島田入りし、午後市岡さんと軽く調整。 のはずが、2人とも捻挫や打撲のダメージを負い、地図読みでもちょっとしたミス。 同宿の間瀬さんも豪快なミスをして到着が遅くなったりで、 やや不安なMASE+Aチームの面々でした。

朝起きてみると走りに直接の影響はなさそうで一安心。会場に着くとキミさんとボブもいて、 「チーム奥大井」、「君と僕」、「Aチーム」3つ巴の対決であることが判明。 一段と気合が入りました。

まずプランニングについて。 満点が1000点のうち概算で700点取れると想定しました。 時間当たり140点、10分当たりで23.3点となります。 今回のコース設定は出戻りが多かったですが、 こういった計算式から取捨選択の判断をしていきます。 実際は35-37-70-26-31付近などは点密度が高く、それ以外は低くなるので出戻り部分の計算は10分20点でもよいと想定しました。 例えば、43は1.8km/170mほど上りますが、登り12分下り8分で20分と想定しGOとしました。 34,38あたりはそれより少し効率が悪そうで、スタート時点では保留扱いです。

_sdi0955

スタートすると奥大井とは別プラン、君僕とは同じルート。しばらく並走してもよいかなと思っていたけど、市岡さんにペースを任せたところ43の上りでどんどん引き離す流れに。しかし両チームともオーバーランがあり、ロスの差で少し先行される。時計で確認して5分近いロスだったことを確認。追いついてから25までは並走。登り入ると再び徐々に差をつけ、巡航ではやはり優位にあることが明確になる。時間の経過から34はパス。快適に下り、37で2時間5分ほど。31の手前で奥大井とすれ違う。走りを見ると速いが、若干コイちゃんの顔に余裕がないか。復路で君僕とすれ違う。約4分の差。ボブが疲れたと言っているが、半分は本当だろう。

ここで市岡さんに38はパスを提案。
・概算4.5kmほど(実際4.4km)で、20点/10minだと19分となるがそのペースは厳しい。
・君僕はまず行かない。彼らと同じプランを先行して実行していくのが確実な戦法。

しかし、次の22で地図上の道が消滅しているというロスで、君僕への5分の貯金がなくなる。奥大井に対しては厳しくなったかもしれないと頭をよぎるが、まずはそばにいる君僕に勝たないと優勝はないので、彼らに勝つことに注力する。じわじわと差を拡げるが、もう脚に余裕はないのでもう一回何かあると判らない。最後にすれ違った20では約3分差。
橋を渡った4で残り25分。7はいいとして、12,10,8はいずれか一つしか取れないだろう。もちろん最高点の12を取る。これで君僕への勝ちは確保した(点数が同点なら時間で決まる)。そしてフィニッシュするとチーム奥大井が先着しており、話を聞くとどうやら勝てたみたいだった。

今回は嫌なロスが2つもあり、負けるのはこういう時じゃないかとレース中感じました。ただ昨年51km/1450mに対し、53.3km/1500m動くことができたなど、走力面でカバーできたのではないかと感じています。かなり苦しめられた展開で勝てたことで大きな経験値を得ました。市岡さんとは来週末OMMJAPANに参戦しますが、今脚力が揃っているので楽しみです。

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2014年9月29日 (月)

3h vs 5h フォトロゲ南アルプス市

ちょっと時間が空いてしまいましたが、9月21日のフォトロゲ南アルプス市についての考察です。

今回のロゲイニングは3時間と5時間の部門がありましたが、3時間のソロ部門でチャレンジしました。3時間と5時間、競技時間比でいえば166%となります。ロゲイニング常連の男子チームはぴとれチームY、混合のチーム遠足、Pinestoneの3チームとの走力差に着目すると、 前2チームは120%、Pinestoneは150%程度と想定できるでしょうか。単純に走力ではやはり勝ち目はありません。 競技時間と走力比から、166/120で138%が出来の目安といえます。

結果、チーム遠足1508点、Pinestone1240点、はぴとれチームY1419点、私は1333点で 対チーム遠足113%で、自分としては大健闘でした。

この比率について検討すると、 まずチーム遠足に雁坂140kmの疲労があったようで、またハピトレチームはプラスに無駄があったように見えました。 ちなみに私は前日にハセツネの第一関門までのタイムトライアルをしていてちょっとやりすぎたかなと思っていたのですが、 ロードは別脚だったようでそれほど影響はなく、この点でアドバンテージがあったようです。

もう一つ、取得効率の高い部分をちょうど取り切ったという面もありそうです。 私は時間あたり444点取っており、175点では24分となりますが、これ以降は取得ペースが落ち、実際逆転には40~45分ほどかかるでしょう。 だから点数ほど僅差ではありません。総じて3時間でもこれだけやれるとアピールできたことに満足感のあるロゲイニングでした。

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2014年9月17日 (水)

蓼科ロゲイニング

3連休の最終日は蓼科ロゲイニングでした。

フェイスブックにも書きましたが、本来OMMに向けて相馬さんと組むことを予定していました。しかし、相馬さんは7月のマッターホルンでの遭難で、行方不明のままとなってしまいました。この大会の参加も見送るしかないと思っていたところ、TEAM阿闍梨のフッキ―こと福西くんが一緒にどうかと声をかけてくれました。後輩の誘いはうれしいことだったし、彼に経験を積んでもらうことは意味のあるように感じ、阿闍梨男子チームとして出場することを決めました。

結果、2000点中1762点という高得点で優勝することができました。以下レポートです。

福西くんの走力はフル3時間ちょっと、ハセツネ30は3時間40分(失敗レースだったらしいが)。霧ヶ峰で組んだ福田さんがフルはサブスリー、ハセツネ30は3時間32分だから、大体同じペースでレースを進めれば良いと想定した。もっとも彼が速いペースで果敢に行くならそれはそれでよい。

プランは山が前半、ロープウェイの使用はなし、ということはあっさり決まる。経験豊富な札幌農学校チームと同一のプランで一緒に進んだが、じわじわと差をつける。31を取り逃したのは痛手だが、取れなかったのは彼らも一緒だし、彼らを基準にすれば別プラン組にも巡航ペースは負けていないはず。

で、フッキ―の作るペースは急な登りでは私も本気ペースで、逆に平坦なところは多少余裕あり。これはむしろ自分の最近の脚質の問題かもしれない。

総じていいペースなので、面白いように前倒しで進む。雨池に1時間35分で到着。この時点で102と63両方往復は確定し、3時間ちょっとでロープウェイ山麓駅に到達した。

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S-44-101-62-83-77-76-151-103-64-32-100-40

会場と山麓駅の標高が1800m程度で競技エリアの中段であり、ここまで3時間ならペースダウンがなければ下部も同様に8-9割取れるという算段になる。

Img_2204

40-80-82-63-102-45-75-74-104-41-87-43-33-F

問題はどこまでペースを維持できるか。ロードの下り始めは良いペース。ただ、80への登り返しで自然と私が前に出てしまい、フッキ―の脚色に変化を感じた。また、40-80-82地図の印象以上に距離が長く、時間を消費する。63へも長い。ここが今日のレースの成否の分かれ目と感じ、各CPのリミット時間を計算しつつ、維持しなければいけないペースで前を引っ張る。ここで遅れるようなら危ういと感じたが、幸いまだフッキ―はついて来れている。

102で残りちょうど2時間。まさに先ほど計算したリミット時間。あまり余裕はないと感じたが、ここから蓼科湖が今度は逆に地図の印象よりスムーズで、15分想定のところ10分で着く。さらに徒歩道表記の75への道は平坦な舗装道で、時間の問題はあっさり解消する。登りのペースダウンも想定内で、41に寄りながらも8分半ほどの余らせてフィニッシュした。

今回は強いトレイルランナーとの圧倒的な走力のチームではありませんでしたが、点数を取れたことは「走力にあったプランニング」を実践できたということだと思います。レース後、「ロゲイニングを一言でいうと?」と聞かれ、即答できませんでしたがが、「走力にあったプランニングを実践するスポーツ」といったところでしょうか。今後もロゲイニングの魅力を伝えていければと思います。

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2014年7月10日 (木)

霧ヶ峰ロゲイニング その3

リフトから降りて残り1時間45分で、西側エリアは151は確実に押さえ102も極力取りたいところですが、87はカットと判断しました。

ところで、その87のある踊場湿原の周回について、年度別に比較してみると以下のようになります。
2010 73点(3時間で全体的に配点低め) 行かない
2011 194点(ただし山の神とさらにその奥) 行かない
2013 153点 行く
2014 87点
このように比較すれば、87点はとても低い設定と判断できるのですが、スタート前のプランでは線を引きました。やはり限られた時間ではこういうところの判断がすぐできないですね。他のチームはというと、君と僕はカット(途中でプラン変更だそうです)、逆に遠足は白樺湖エリアに行かない分取りに行っています。

Img_2037

80で60分残っていれば、102、151は行けそうと考えていて、実際は残り65分でした。

151へのアプローチが悩みましたが、60⇒43⇒151よりもアップダウンの少ない60⇒33⇒151としました。会場への登りは私や過去チームも組んだ屈強男子も失速していたので、念を入れての選択です。ちなみにこれ、守りの選択のようですが、やっぱり余裕があった場合のために42を狙うという攻めの要素もあります。実際のところは、151が凄い急斜面でタフだったので、「42はやめて余裕もって終了!」⇒戻ってくると9分余っていて、「やっぱり行くか!」で、最後は攻めモードとなり、福田さんにはロゲイニングの制限時間のスリリングさを体験してもらいました。

おおよそ移動距離は38km、登りは1300mでした。君と僕が39.7km登り1400mということで、点差からしてもお互い実力を発揮しての結果だと思っています。

やはりスタート前の15分でペースや細部のルートチョイスや考慮しながらプランを立てるのは難しいですね。これは混合だけでなく男子ペアでもそうでしょうが、ロゲイニングでは途中でのプランの変更が発生するものと考え、チームとしてそれを的確に調整して行けるかがポイントになるなと感じました。

ゴール後の写真が物語っている通り、充実した楽しいロゲイニングでした。ありがとうございました。

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