2015年11月27日 (金)

OMM Japan Tsumagoi

少し時間があいてしまいましたが、11/14-15に嬬恋で開催されたOMM Japanについて簡潔にまとめておきます。

■成績

ストレートロング優勝 10時間29分58秒

昨年に引き続き市岡さんとのチームで参戦。優勝はもちろんうれしい。

■装備

UKの時の装備とベースになっていて、以下を変更した。

・減量
食料:エネルギーバー2本減らし(距離が短いため)
マット:エアマット⇒ザックの背面パッド(草地の上だろうと想定して)
ガスコンロ⇒市岡さん(私のよりコンパクトなため)

・増量
ダウン:フードなし⇒ありに変更(寒さ対策)

上記で0.5kg程度の軽量化。水も1.5Lから1.2Lに減らしたので、合わせてスタート時点で0.8kg減。UK:フル状態で7kg程度⇒Japan:6kg前半。ただし、テントの幕が濡れ絞りきれなかったので、2日目のほうが重かった。

背面パッドのみはやや攻めすぎで30分に1回姿勢を変えることに。保温は今回のコンディションだと充分だったので、条件により1ランク軽量化は可能。

■ナビゲーション

1日目

1-2:分岐を見落とす。尾根道が直進で、道米子瀑布方面が左に分岐だと思い込んでいたため。実際はY字路で行くべき方向が細い。200m先のカーブで気づいたが4分ほどのロス。

11-12:対象の尾根にのったものの見えなかったので、念のため先の尾根まで確認に行き1分半ほどプラス。これは保険みたいなもの。

8-9:直進&地形読みで16:37(2番目に良いタイムは20:09)。ナビゲーションで明確な差がついたのはこの区間。

2日目

3までで35:28。2位のチームは47:21で、ここまでで大きく差をつけている。1-2 16:20、2-3 16:16に対しセカンドラップは17:55、17:51で1分半差程度だが、どちらかロスがあったチームが多かった。

6-7:西側の道が早かったとの声多数。脚力でトップを維持。2番手小野・山田チームは西側の道にでたとのこと。

9-10:笹薮に埋もれたルートだったせいか、大きなミスはないが明確に遅い(1分ほど休憩している)。

■ペース

ナビゲーション要素の少ない初日の7までで3時間52分。2番手の飴本・山本チームに8分リード。その他の走れる区間もだいたいトップは取れている。だが、キロ当たりタイムで考えるとUKの時より距離が若干速い程度にすぎず、それは単に距離が短かったためでプラス評価はできない。国内のOMMもこのペースでは勝てない時がくると思う。

■それぞれの楽しみ方

私は自己のベストパフォーマンスを発揮することに楽しみ感じる。装備を吟味すること、しっかり走ること、きっちりナビゲーションをすること。それらが楽しい。

OMMは楽しみ方の懐の深さが魅力と言われる。衣食住背負うことから、他のレースより普段の価値観やポリシーも現れるのだろうと感じる。そう考えると、こうだと強要することなく、それぞれの楽しみ方を尊重していくことが大切なんじゃないだろうかと思える。

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2015年11月10日 (火)

TheOMM 参戦記 その3

■1日目夜

フィニッシュ時間、実際は19時半になるが、明日は標準時刻なのでもう18時半で行動しておいたほうが無難。(と、いうことをホントにそれであっているか何度も考える...)

風もそこそこで星空も見え、テントは張りやすかった。張るスペースもまだ充分あった。テント内は2人でも特にストレスはなく、暖かく落ち着く。夕食をつくり標準時20時半ごろに就寝する。その後、夜間はかなり風が強く、一度テントがつぶされかけたが、明け方に徐々に収まっていった。

■2日目 33.1km/up2710m

スタートは7:30からということになった。5時半~5:45ぐらに起きることとする。6時半には片付け開始で、7時前にはテントの撤収完了。多少冷え込んでいるが、雨でないので昨日より楽だった。

S-1 10:08 ave3 7:29

開けているが手前の急斜面のため、CPの沢は見えない。エリートクラスの同時スタートが6チームほど。私たちは先行3チームの一角としてCPに到着。

Day2_1

1-2 25:19 ave3 15:47

登りを抑えるプランでルートチョイスする。このチョイスは同時スタート組では我々だ けだったが、同時かやや先行する形でCPに到達できた。

2-3 38:56 ave3 25:07

ここは若干ライン取りに差があるものの基本同じルートチョイス。我々より少しスピード感のあるチームに先行を許すが、2番手でCPに到着。

3-4 1:10:32 ave3 47:05

林道を登りきった地点で休憩。ここで何組かに先行されるが、その後のライン取りがうまくいき順調に4に到達。走りやすく区間も多く、「普通に」風景を楽しむ余裕あり、この時点では完走は間違いないと感じられていた。我々やその周囲のチームは尾根に上がるルートだが、トップ集団は緑のルートを取っている模様。これはまったく見えなかったし、速いとは思えないのだが、、、

4-5 1:06:40 ave3 46:42

道に出るまでのライン取りが結構難しく、山火事跡みたいなところも通過する。谷をつめ順調に斜面に取り付くが登りがタフだった。下りはトレイルがつながっていてラッキーだった。しかし、このあたりから後続スタートのチームにどんどん交わされるようになり、走力差を感じる。

5-6 43:03 ave3 29:33

初めての樹林帯区間。快適に走れるかと思ったら、深い湿地と傾斜した斜面の踏み跡で消耗する。想定よりかなり時間がかかり、手こずった感があった。

6-7 70:45 ave3 42:48

登りはトレイルが使えるが、足元はやはり緩い。平原にでればスピードがあげられるかなと思ったが、ここからが非常に厳しいモコモコした柔らかい足場だった。一歩一歩フレキシブルすぎてバランスを取るのが一苦労で特に足首への負担が大きい。CPまで残り1.5km、なんと35分かかっている。ここで完走ペースに対しての貯金はなくなった。緑のようなラインのほうが走りやすかった可能性もあるが、地図から事前に判断するのは難しい。

Day2_2

7-8 1:18:02 ave3 52:50

谷沿いは踏み跡がしっかりしており、その後の下りも走りやすいラインを見極めながら進めた。その後、道に出るまでが少々タフだった。エネルギーが切れ気味なので足元のブルーベリーを何度もつまんだ。道に出たところでじっくり補給して回復を図る。ブルーベリー夢中になり過ぎたなのか、タイムが遅い...

8-9 1:03:36 ave3 50:03

2日間の総仕上げ的なタフな400m登りの区間。体力的にきつい区間だったが、足場がよいせいか上位とのタイム比は悪くなかった。17時ゴールはまだチャンスがあるが、CP9の15時関門はもう間に合わない。有人関門でナンバーチェックのみか終了宣告かで運命が分かれる。ちょっと先にCPに着いたチームが先に進もうとしていない。ああ、これは、、と理解する。我々もそこでタイムオーバーを告げられ、会場へ直行するように指示を受ける。

Day2_3

9-G

会場まで6.5㎞/up150m(コースをたどると8.5km/up250m)。ちょうど村越、田島チームも同じタイミングで戻ってきたところだった。

■まとめ

オリエンテーリングやトレイルランニングからこのレースに興味をもつ人は多いと思います。それらのレースよりいい成績を出せるかというと、それほど易しいものではないというのが私が出場した感想です。

今回、トップチームとのタイム比は145%ほどで、過去に出場したオリエンテーリングの世界選手権よりトップ選手とのタイム比は大きいものでした。(もっと言えば、トラック競技の世界記録との比率より大きい)

もっとも、足場の良い区間では125~130%程度の差なので、基本的な走力差はそのぐらいであると考えられます。問題は足場の悪い区間にあります。まず、荷重のある中での足場の悪い場所を進むパワーに欠けているというのがあり、さらに地図から得られる情報だけでなく、現地の判断で移動しやすい場所を選んで進む技量の差いうのも小さくないでしょう。地図読みでのナビゲーションはほぼ完璧でしたが、現地判断でのナビゲーション(というよりはドライビングか)はまだまだでした。そこに悪天候が加わるため、その差が増幅されてます。例えば、我々はめまぐるしく変わる気象条件に何度も着たり脱いだりがあり、それだけで初日は20分程度費やしています。その回数や時間を短縮するといったことも必要になってきます。従って経験によってタイムを短縮できる面もあると思います。

選手層自体はそれほど層が厚いわけではなく、今回エリートでは中位に位置していたし、10位以内であれば手に届く差ではあると感じます。しかし今回規定時間内完走は6チームで、そこに食い込みにはかなりの隔たりがあるのも事実です。(これは今年のコースが例年より長かったというのもあるみたいです)

達成感のある到達地点は、完走のうえの順位をつけることだと感じています。それが目標として適切か、そこまでフォーカスできるか、といわれるなかなか厳しいというのが正直なところです。

今回の収穫は、やはりそれは参加してみないと分からないことだったので、そのレベルを実感できたことがまずひとつ。また、タフなスケジュールでの参戦であったけど、想定内の疲労でこなすことができたのは、収穫というか、ホッとした点です。この競技はチーム戦であり、昨年相馬さんと参加予定でありながら、行くことが叶わず心残りがありました。今年チームを組んだくれた山田くんには感謝したいと思います。完走こそ果たせませんでしたが、私自身は今まで身につけてきた体力は技術はきっちり発揮できたと感じています。また、彼のほうがこの足場に適性があり、悪天候へのタフさも持っているので、チームメイク次第ではもっと上位を狙えると期待したいと思います。

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2015年11月 8日 (日)

TheOMM 参戦記 その2

■1日目 40.8㎞ up3310m
1時間遅れの動揺はさすがに大きい。本来競技時間が1時間長いことが前提のコースなので、明るい時間帯たぶんゴールできない。それに記録はどうなるのだろうとか、あれこれ考える。でも仕方ない。スタートさせてもらえただけありがたいと考えるようにした。

各区間はルートとスプリットタイム比から考察したい。

S-1 30:28 Ave3 21:13(スプリット上位3チーム平均)
ウォームアップ的なショートレッグ。まずは地図への慣れだ。今回の地図は縮尺1:40000 等高線間隔15m。地図上の1マスが1km四方。等高線間隔15mというのは初めて。ちなみに15m≒50ftで、イギリス人の感覚にマッチしているらしい。体感的には地図の印象より等高線1本につき登る。もっともこれは足場や荷物も影響しているかもしれない。CP1はナビゲーションの難度は低いが、数えると一気に350mも登っていて、ほぼ30分費やした。CP数が少なくぱっと見何とかなりそうにも見えたが、やはり時間はかかりそう。

1-2  1:42:41 Ave3 1:08:00
ルートプランが問われるロングレッグその1。中央の稜線伝いがまず目に入ったが、左に迂回する谷のラインを登りが減らせそうなのでこちらを選択した。中盤林道も使えるので比較的スムーズで正解に感じられたが、最大の難所は雨で増水した川の横断だった。幅は5m程度だが、少し濁っているため川底が見えない。流れが穏やかなところで渡ると腿ぐらいまで浸かったが何とか横断できた。その後も湿地状の足元が2kmほど続きペース落ちた。ロスはごく小さいもので済んだが、CP付近はなかなか難しい地形だった。しかしトップのタイムは1時間3分で驚異的。緑のルートがもしかしたら速そうにも見えるが、、、

Day1_1

2-3 19:04 Ave3 12:54
3の周辺の地形は今回のコース上では最も細かく、注意が必要なことがわかる。できるだけ近くで現在地を特定したいので、谷の曲がりを利用した。すると難なくCPに到達できた。

3-4-5 1:54:48 Ave3  1:11:36
3-4はこの日最もコンディションがタフな区間だった。ちょうど雨雲が押し寄せ、西からの向かい風が強烈で体感温度が相当低い。そして冷え切った身体に手ごわかったのが腰までつかる川の横断。横断後は動いて身体を温めないと危険を感じるぐらいだった。4へと下るとガスが晴れ、気温も上がり危機を脱する。なお、装備の切り替え&休憩で10分ほど停滞があったので、その分タイムはかかっている。

5-6 2:26:47 Ave3 1:57:38
ここが2日間通じても最長のレッグ。直線で11km近い。1-2を通るときにプランしたのは南回りだったが、足元がずっとタフなことが予想されたので、距離は伸びるが北上して中央の道を使うプランの提案をして採用となった。川の横断が先ほどより下流のためより手ごわいが、中州があり幅の広いところで横断した。足元が滑りやすくひやひやした。林道にでて一安心だが、ロードに出ると強風と冷たい雨で体が冷える。追い風だったのがせめてもの救い。アタックも特に問題なかった。Ave3の1:57に対し、2:26で125%で1-2と比べ良いチョイスだった。なお、プランナー推奨も道ルート(しかも6を逆からアタック)だが、多くのチームは南回りを選んだ模様。

Day1_2


6-7 50:16 Ave3 36:52
湖畔まで私は道回りしか見えていなかったが、やまたかくんのショートカット案を採用。しかし急激に疲労を感じる。ジェルを一個とるが、もっとエネルギーがもっとほしいが残量からセーブしないといけない。ハイドレの水も尽きロードに出たところでトレイルレースならそろそろエイドがあるよな、、と頭をよぎる。おかげで7への登りでかなりペースダウンしてしまう。ただ、この区間もナビが良くタイムは悪くなく、ここで一時的に12位まで順位が上昇していた模様。

7-8-9  80:01  Ave3 54:47
かなり消耗しているし風が冷たい。7-8は山田君にナビを任せて着いていくことに徹する。登りでエネルギーバーを補給し、予備のボトルからの給水する。脚が冷えすぎて感覚が鈍り安定しない足場に翻弄されつつ、8に到着。8-9は補給が効いたのか、登りきったためか、体が少し楽になる。深い谷を横断後にトラバースの踏み跡があったのも助かった。9は難しい上に完全に日没でどんどん視界が悪くなる。トラバースで進むが、CP付近は予想通り1本の沢というよりは細い沢の集合体みたいな地形で判然としない。対岸の地形との相対からこの辺にあってほしいという位置で周囲を見渡すと20mぐらい先に発見。結果的にほぼロスなしで到達。ここはやはりバテがタイム比にでている。

9-10-11-G 55:35 Ave3 33:36
ここからはナイトナビゲーションになる。ただし技術的には難しくはない。10はオーバーランを注意しつつ発見。10からは非常に急斜面だが、地図に出ていない道も活用し案外問題なく下れた。対岸の山にもいくつかのライトが見え、眼下にはテントサイトの無数の明かりが見え美しかった。夜間のためトップタイム比は良くない。

フィニッシュでスプリットタイムのプリントを受け取ると、16位とのこと。レイトスタートであったが、実タイムの記録となっていて一安心。途中体力的に苦戦したもののナビゲーションのロスは小さく、中位より上に位置していたので、きちんと戦えている。明日も頑張ろうという気持ちで就寝することができた。

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2015年11月 4日 (水)

TheOMM 参戦記 その1

昨年、日本での第一回大会が開催されたOMMレース、今年は50年近い伝統のある本場イギリスのTheOMMに参加してきました。

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OMMとはオリジナルマウンテンマラソンの略である通り山を走る競技ですが、トレイルランニングではなくストレート種目はオリエンテーリング、スコア種目はロゲイニングに近いナビゲーション競技です。

特長としては2日間行動するための装備一式を背負うこと。初日のフィニッシュがそのまま幕営拠点となり、翌朝スタートとなります。以上のことから、走力、地図読み力、野営といった山での総合力が要求されるレースです。

私は昨年の日本大会の準優勝メンバーの山田高志君と最上位のエリートクラスに参加しました。エリートクラスは他のクラスと一線を画したタフなコースのため、主催者側で出走にふさわしいかある程度選抜があるとのことで、私たちは日本のチャンピオンとして出走を認められての参加でした。

コース距離は2日間でおよそ80㎞で比高は6000mほど。プロフィールからロングのトレイルレースより短いですが、コース距離はあくまで直線で、自身でルートを決める必要があること、荒野を行くこと、荷物を背負うこと、更には気象コンディションなどから、単純に距離では判断できない厳しさがあります。

■準備&装備
今回チームとしての練習は特にしませんでしたが、我々のチームは過去2010年にロゲイニングの世界選手権にも参加しています。私はテント泊山行きを何回かこなし、山田君もトルデジアン参戦やグレートトラバースの撮影スタッフなど山に入っている日数は多いです。私自身は9月が体調が良くなく、UTMF棄権などありましたが、そこから1か月かけてじっくり立て直しました。

装備はいつくか新調するなどして、以下のように準備しました。

[ザック]
OMMクラシック25

[行動着(一部兼防寒着)]
防水ウェア上:OMM・イーサージャケット
防水ウェア下:モンベル・トレントフライヤーパンツ
長袖ベースレイヤ*3(初日用、夜間~2日目用、予備)
モンベル・ウルトラライトジャケット
ノーネーム・7分丈パンツ(2日間とも)
ロングソックス*2(初日用、夜間~2日目用)

[ウォームウェア]
パタゴニア:ウルトラライトダウンジャケット
ユニクロ:ヒートテックタイツ

[シューズ]
ノースフェイス ウルトラトレイル

[スリーピングシステム]
シュラフ:ナンガ UDD BAG 180DX
マット:ニーモ ゾア20S
カバー:SOL エスケープヴィヴィ

[食料] 
・夕食/朝食
カップ麺リフィル*2、アルファ米*2、柿ピー*2、コーヒー*2
(※予備食料:卵スープ*1、サラダパスタ120g、パスタソース)

・行動食2日分
HIGH5 ジェル*9
HIGH5 スポーツバー*7
アミノバイタル*4
電解質タブレット*6(水500mlに1個)
山よりだんご*1

※ゴールで食料が余っていないといけないため

[テント]
二ーモ・ホーネット2P
その他必須装備(ライト、ファストエイドetc)

以下、時系列でレースの参戦記になります。

■出発~スタートまで
10月22日、昼まで仕事して夕方自宅を出発。成田で山田君と合流。
22日成田22:20発-23日エディンバラ13:10着のドーハ経由のフライト

成田からエディンバラまでほぼまる1日(ドーハにて4時間ほど乗り継ぎ待ち)だが、夜便のため比較的睡眠は取れ、あまり苦痛ではなかった。どちらも長めのフライトのため、機内食は計4回でる。栄養価はともかく腹はそこそこ満たされた。

ここからスタートまで、「時間」をキーワードにした話をひとつ。

イギリスではサマータイムがあるが、その切り替わりが10月末の週末となっている。OMMの初日はサマータイム、2日目は標準時となる。これは毎年のお決まりとのこと。つまり到着する日はサマータイムであるが、このあたり我々はリサーチ不足で事前に確信をもてていなかった。そこで、機内モニターのエディンバラ到着時刻は12:30ということになっていたので、私もちょっと早くついたなあと思いながらも、時計もそれに合わせることにした。

入国審査等をすませ、私の時計で13時前に到着ロビーに着く。村越・田島チームに13時半にレンタカーでピックアップしてもらう予定でいたので、ちょっと余裕があるなあと思いながらwifiをつなぐと、りかさんから少し遅れて14時に着くという連絡が入っていた。続けて渋滞でもうちょっと遅れるかもと連絡がある。そしてりかさんがやってきたのは私の時計で14時10分頃。りかさんはなぜか「かなり待ったでしょ?ごめんね」と言っている。

会場に向かう車の中で、冒頭のサマータイムの切り替わりの話を聞く。2人も昨年2日目朝に戸惑ったそうだ。それは2日目じゃ気をつけなければいけないな、と思う。以下、私の時計で話を進める。

途中よろずやで買い出しをして15時半に会場着。受付を済ませ日本のメンバーと談笑しつつ、夕食としてハンバーガーを食べる。17時頃にテントサイトに移動し、テントを張り始める。レース前はひとり一個でくつろげるように準備した。そしてすぐにあたりは薄暗くなった。

風は強く、次第にテントを叩く雨音も聞こえ始める。夜間2回ほどトイレに行ったがそれほどひどい雨ではなかった。寒さもそれほどではない。が、翌24日夜が明け始める6時頃から雨脚が強くなる。すっかり明るい7時にテント撤収開始するが、土砂降りでしばし呆然。水を含んだテントが重い&容量増大。どよんとした気分。

イベントセンターへ移動し、屋根の下で一息つく。スタートエリアまで15分歩き8時20分に到着する。我々のスタートは8:31~8:45。同時スタートらしき選手も大勢いて、いよいよだなと思う。

さあスタート枠に入るぞと前へ進むと、役員さんに「どのクラス?」と聞かれたので、「ELITE CLASS!」と胸を張って答える。すると、「Lateだ、カモン」と言われ、若干時間前だが、スタート枠へ案内される。

意味がわからずにいると、時計を指差している。

なんと時刻は、、、9時半を示していた。

ここで初めて気がついた。そもそも昨日から全て1時間ずれていたのだと、、、、

(レース編1日目に続く)

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2015年4月 2日 (木)

全日本大会

久々の更新です。先週末はオリエンテーリングの全日本大会(ロング種目の日本選手権)でした。

昨年はUTMFと日程が重なってしまったため10数年ぶりに不参加でしたが、今年はUTMFが秋になったこと(昨日抽選結果の発表があり、無事当選となりました)、また、3月は他のレースも入れなかったので、このレース一本にしぼることにしました。

2月に早大大会に出走し、2位になったものの登りに弱さを感じたので登り強化のメニューを取り入れ、また、長い距離にこだわる必要がないためスピード強化にも取り組む時期と考え、積極的にロード練習も取り入れました。疲れがたまりかけた時期もありましたが、最終的には良い感触に仕上げ3月末を迎えることができたと思っています。

前日大会も疲れを残さないように心掛け、当日朝は良い気配でリラックスしてスタートしました。2分後スタートの谷川選手に中盤~後半で追いつかれることはある程度想定し、実際中盤で追いつかれました。そこから粘る作戦でしばらく前後したものの、自分の方がいくつかミスをして後半はかなり離されてしまいました。それでもミスは3分程度だったので、例年通りなら6~10位ぐらいになるのではないかなとゴールした時は思いました。

しかし、どんどん上位に選手が入り、優勝の尾崎選手から9分差の14位という結果になりました。上位は2年前はまだ選手権クラスに出場していなかった選手を含め、若い選手が多かったです。ここしばらく自身のレース数は少ないものの、彼らのレースぶりはラップ解析等でチェックしていて、巡航速度ではすでにかなわないだろうと考えていました。そして今回は各選手ともミスが少なく(大きなミスには繋がらないコースだったと思います)、巡航速度の勝負になったレースだったと感じています。やはり基本はスピード、そして今回のテレインでは登坂力でしょうか。結局、再強化を試みたものの後者が足りなかったというのが自己分析です。

次は、、と考えるとトレーニング的にはできることはやったと思うので、むしろ調整を考えてみることでしょうか。(今回は水曜日に30kmのトレイルをやり、あまり疲れていない気がしたので、木金も朝に森で1時間走り、前日大会も参加。これは以前よりかなりおとなしいが、今となっては表面的に疲れていないつもりなのかもしれない。。)

まあでも、あまり難しく考えてもしょうがなく、同世代のベテラン勢も各々健闘しつつ、若い世代が活発なのはうれしいことなんじゃないかなと思っています。

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岳温泉からの安達太良山(今週末も行きます)

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2014年11月12日 (水)

全日本ミドル

11/9(日)は、全日本ミドル選手権に出走しました。

地元埼玉での開催ということで、モチベーションは高かったものの、5位という結果に終わった(結果(LAPCENTER))。これで2012年5位、13年3位、14年5位。寺垣内選手の33分台の圧勝が際立っている。彼の切れ味は共に代表選手だった頃から良く知っているので、選手権大会でのこの見事な走りを称えたい。私自身はというと、ラップ解析を見る限り38分台の選手のなかでは最もミス率は低く、まとめたレースということになる。逆に言えば優勝となると今回はノーチャンスであった。ここ2年優勝タイムに1分程度の差で、今年はチャンスはあるという意気込みで臨んだものの、優勝タイムとの差や巡航速度から、遠のいてしまった感が強い。と言っても、1回のレースで結論付けられるものではないのは経験からよくわかっているので、それほど気にはしていない。これから数年はまだチャンスがあるはず。

コース&ルート

Img_26103

今回のコースについてはS-1が最難関だったといえるだろう。何人かに聞いたところ2段の崖のラインの上と下どちらにいるか勘違いしてアタックしたケースが多いようだ。自分も認識があいまいで尾根を越えて西へ動いてしまったが、藪がでてきたので、立ち止まって上の段だったと解釈して南へ下り最小限のロスに抑えることができた。

2桁順位のラップだった2、5、8、10、12について、12は顕著なミスでこれは脚にきていて斜面を流されてしまったのだが、その要因は上記レッグで道が使えるのに急斜面の中のタフなラインをチョイスをしてしまったことにある。これぐらいはパワーがあれば押し切れるところなので、それが足りず斜面に負けてしまったというのが今回のレースの感想だった。

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2013年1月28日 (月)

有度山ロゲイニング

日曜日は有度山ロゲイニングに参加しました。TEAM阿闍梨男子チームということで、こいちゃんと参戦。今年度のシリーズ最終戦にして初参加でした!

有度山ロゲイニングは2006年から参加していて、1回を除いてあとは毎回に参加でした。今までは静大が西の端で日本平と清水の街という設定でしたが、村越大先生がやってくれました。ついに安倍川を西端、賎機山を北端とするエリア設定に!有度山自体が微妙に地図外ですが、新鮮さは大歓迎です。

地図とルートはこいちゃんがブログにアップしてくれています。

Img_0577

静岡シティをナビゲーション

範囲が変われば当然作戦も変わります。今回の作戦などはまたあとで追記します。

以下、作戦などです。

Img_0600

大きな流れとして、序盤は海側からロープウェイを使って日本平に登り、北部を反時計回りに進み賎機山エリアに行き、市中心部の高得点を拾いながら戻ってくるという作戦でした。実は男子上位3チームは全く同じ考えで、終盤どこまで行けるかで点数に差がついたという結果でした。ちなみに2000点までであれば東側の山エリアを捨てて市街地だけでも可能だったようです。ただしこの策をとった場合は逆に言えば2000点が上限でそれ以上の伸びは見込めなくなるので、男子クラスで勝ちに行くならロープウェイは必須でした。地図が配られて直感的にそれを把握したのはすぐでした。

細かいルートについてはもう少し吟味が必要で、スタート前に決めたのはまず46を取りに行くことでした。市街地から戻ってくるぶんには46は後回しでもいいのですが、時間の調整方法として静大裏山の28,19あたりからゴールすることも十分考えられ、それであれば点数の高い46はたいして遠回りにもならないので最初に取ったほうが無難という考えです。それから48は8割方捨てで考えていましたが、94までついた時点で再考ということにしました。実際94まで55分ほどだったので、残り範囲の広さから予定通りカットとなりました。

市街地の回り方は全くノープランで、38のロードを走りながらようやくプランニングをはじめ、2人でディスカッションしながら61ぐらいまでのプランを決めました。そして賎機山エリアは35-52あたりで考え、街中心部は賎機山を降りてから考えました。プランが後手後手にような気もしますが、市街地は比較的等間隔にCPが散らばっているため選択肢が幅広く残り時間に合わせてオンデマンドでアレンジしていくのがいいだろうと感じたからそうしました。今回はやや特殊で先に固定してしまったほうがいいことのほうが多いでしょう。

終盤は50を取るかで点数が大きく変わるので、この50を取れるかどうかに集中しました。71-64-92でかかった時間(17分)から92-22-50もほぼ同等で、さらに50から93を経てゴールまでが4.5㎞ぐらいで、キロ5分+若干の余裕をみて25分という計算で可能性を探りました。92の時点でまさに残り42分で、非常にきわどく緊張感のある終盤となり、無事ゴールした時の充実感は大きかったです。今回の僕らのチームの一番の収穫はこの50を取れたことにあると思います。

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2013年1月21日 (月)

JC大会

ジュニアチャンピオン大会は4年ぶりの滝山城址での開催だった。例年通りMALクラスを走って、3位だった。結果を振り返ってみると、過去五年間は3位-1位-2位-1位-3位で、どうやら山口と交互に優勝しているらしい。また例年ルート検討会のため、ジュニアのコースも走らせてもらっているのだが、参考までにジュニアの選手とシニアの選手のここ5年間のタイム比を調べてみた。なお、シニアの選手は2本目に走るので、既に走ったコースと共通する部分もあり、若干疲れがあるにせよミス率が下がるので、1-2分早くなっていると考えていいだろう。

2009 4102尾崎 3456藤沼(3516) 118.6%
2010 3510深田 2931柳下  119.2%
2011 4559深田 4216柳下  108.7%
2012 4229角田 3422小林(3528) 123.6%
2013 4615角田 3854小泉(4033) 118.8%

ジュニアの選手はもちろん卒業していくため世代は移り変わるが、おおよそ例年120%程度のタイム比になっている。連覇を果たした深田選手、角田選手とも2年目のほうがタイムを詰めているので、成長しているのがうかがえる。

4年前優勝の尾崎選手は今ではトップクラスの選手のひとりだ。やる気さえあればシニアの選手に追いつき、追い越すことができるので、若い選手たちにはぜひ頑張ってほしいと思う。

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2012年12月30日 (日)

年末合宿

今年は2日目から参加。前夜今市は雪だよという連絡があり、時間に余裕ができたので、行きは下道で行ってみることに。埼玉は雪にはならず濡れた路面は気温4度。東松山で夜明け。

熊谷から北上し利根川を越え、太田にくるとあたりはニューイヤー駅伝モード。ナビ画面の片隅には金山総合公園が現れ、春の全日本スプリントを思い出す。

さらに案内に従って足利方面に進むと、渡良瀬川。

川の流れと雲の上に浮かぶ新雪を被った赤城山が幻想的で、渡良瀬川と言えば渡良瀬橋だけど、この景色もなかなかいいよね、なんて思っていたら、なんとその橋こそが渡良瀬橋だった。

こんな偶然出会う風景のときめき感はいいなあ、と思う。

鹿沼まで来ても雪はない。今市手前10kmぐらいからようやく雪が現れ始め、ファミテックのカーブまで来ると道路も積雪していた。ただし気温はプラスで、半分溶けていた雪は運転には支障がない程度でチェーンの出番はなかった。今市駅で3人ピックアップ後、合宿に合流した。

で、今回の合宿から選手としての3年間と違い、コーチのひとりという立場で参加となった。コーチというと構えてしまいそうだが、当面の役割は設置撤収と、フルメニューに参加して選手たちにできるだけ多く比較材料を提供するというところ。それぞれの得意分野を生かして、、ということですね。

今日の3本のファシュタでは何人もの若い選手のいい動きをみることができ、シニア選手も力を保ちつつ、若い世代にも厚みがでてきたと感じた。やはりこうでないと。

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2012年11月29日 (木)

ミドル選手権レース分解

オリエンテーリングのレースのスリリングな展開が何とか伝わらないものかと記事にしてみました。

S8

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S-8
全般的に見通しが悪く、前日のリレーと同じに考えていると危ない。特にS-1はいきなり位置斜面の横っ腹に放り込まれるため、見た目以上に難易度が高い。
自分も手がかりがはっきり掴めないまま進み、この先になかったら今日のレースはおしまい、というところで浅い沢に入ると何とか視界にコントロールを捉えた。この区間最終的に上位に来る選手も1-2分のミスをやっていて出遅れる中、尾崎選手が唯一ロスなく抜けたタイムでトップに立っている。自分は乗れていないが大きく外さず2分前の新選手を捉え4位を維持している。

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8-14
ダウンヒル基調で序盤より特徴の少ない斜面となる。引き続き見通しはあまり良くなく、枝が多く真っ直ぐ進みづらい。松井、松澤選手はパックになっていたようだがこの区間で一気に立て直している。こういう植生で俊敏さをみせる寺垣内選手が一旦トップに浮上するが、大きく外し結果入賞圏外へ。尾崎選手がトップを維持する。自分はというと小さなミスが続き、動作もかなり慎重で全てのレッグは二桁順位になってしまっている(しかし順位はいまだ4位をキープしていた)

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14-15
唯一のミドルレッグ。上位10位までは道を間違えた長縄選手以外はみな4分台で走っている。途中ルートが分かれるが、ほぼ差はない。しかし実は道を離れ中央を果敢に攻めた小泉選手がトップラップを取っている。

15g

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15-22
前日のリレーエリアと重なる。見通し良好かつラインでつなげるレッグで、難易度は低
い。上位選手は全般的に手堅いが、尾崎選手が18で痛恨の1分強のミス。19からの植栽エリアは縮尺が前日の1/7500から1/10000に変わり細かい読図が必要だが、落ち着けばそれほどトリッキーではなく、10秒を超えるようなミスはほとんど見受けられない。大ベテランの新選手がトップ。私も中盤もたついた分余力あったのか、勢いがある。逆に松澤選手はこの区間ラップに今一つ勢いがなかったようだ。

22glap_2

22-G
気持ちの強さが必要な最終ループ。23で小泉、尾崎選手が20秒近いロスだが、優勝争いには変化は起こらなかった。ここでは真保選手の追い上げが目立つ。しかし実は25で単独2位たった真保選手をラスポ‐ゴールで尾崎選手が再び追いついて同タイム2位という展開だった。自分は23がうっかり遠回りでロスして松澤選手に1秒再逆転され、最終的に4秒差で5位となった。

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