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2015年11月 4日 (水)

TheOMM 参戦記 その1

昨年、日本での第一回大会が開催されたOMMレース、今年は50年近い伝統のある本場イギリスのTheOMMに参加してきました。

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OMMとはオリジナルマウンテンマラソンの略である通り山を走る競技ですが、トレイルランニングではなくストレート種目はオリエンテーリング、スコア種目はロゲイニングに近いナビゲーション競技です。

特長としては2日間行動するための装備一式を背負うこと。初日のフィニッシュがそのまま幕営拠点となり、翌朝スタートとなります。以上のことから、走力、地図読み力、野営といった山での総合力が要求されるレースです。

私は昨年の日本大会の準優勝メンバーの山田高志君と最上位のエリートクラスに参加しました。エリートクラスは他のクラスと一線を画したタフなコースのため、主催者側で出走にふさわしいかある程度選抜があるとのことで、私たちは日本のチャンピオンとして出走を認められての参加でした。

コース距離は2日間でおよそ80㎞で比高は6000mほど。プロフィールからロングのトレイルレースより短いですが、コース距離はあくまで直線で、自身でルートを決める必要があること、荒野を行くこと、荷物を背負うこと、更には気象コンディションなどから、単純に距離では判断できない厳しさがあります。

■準備&装備
今回チームとしての練習は特にしませんでしたが、我々のチームは過去2010年にロゲイニングの世界選手権にも参加しています。私はテント泊山行きを何回かこなし、山田君もトルデジアン参戦やグレートトラバースの撮影スタッフなど山に入っている日数は多いです。私自身は9月が体調が良くなく、UTMF棄権などありましたが、そこから1か月かけてじっくり立て直しました。

装備はいつくか新調するなどして、以下のように準備しました。

[ザック]
OMMクラシック25

[行動着(一部兼防寒着)]
防水ウェア上:OMM・イーサージャケット
防水ウェア下:モンベル・トレントフライヤーパンツ
長袖ベースレイヤ*3(初日用、夜間~2日目用、予備)
モンベル・ウルトラライトジャケット
ノーネーム・7分丈パンツ(2日間とも)
ロングソックス*2(初日用、夜間~2日目用)

[ウォームウェア]
パタゴニア:ウルトラライトダウンジャケット
ユニクロ:ヒートテックタイツ

[シューズ]
ノースフェイス ウルトラトレイル

[スリーピングシステム]
シュラフ:ナンガ UDD BAG 180DX
マット:ニーモ ゾア20S
カバー:SOL エスケープヴィヴィ

[食料] 
・夕食/朝食
カップ麺リフィル*2、アルファ米*2、柿ピー*2、コーヒー*2
(※予備食料:卵スープ*1、サラダパスタ120g、パスタソース)

・行動食2日分
HIGH5 ジェル*9
HIGH5 スポーツバー*7
アミノバイタル*4
電解質タブレット*6(水500mlに1個)
山よりだんご*1

※ゴールで食料が余っていないといけないため

[テント]
二ーモ・ホーネット2P
その他必須装備(ライト、ファストエイドetc)

以下、時系列でレースの参戦記になります。

■出発~スタートまで
10月22日、昼まで仕事して夕方自宅を出発。成田で山田君と合流。
22日成田22:20発-23日エディンバラ13:10着のドーハ経由のフライト

成田からエディンバラまでほぼまる1日(ドーハにて4時間ほど乗り継ぎ待ち)だが、夜便のため比較的睡眠は取れ、あまり苦痛ではなかった。どちらも長めのフライトのため、機内食は計4回でる。栄養価はともかく腹はそこそこ満たされた。

ここからスタートまで、「時間」をキーワードにした話をひとつ。

イギリスではサマータイムがあるが、その切り替わりが10月末の週末となっている。OMMの初日はサマータイム、2日目は標準時となる。これは毎年のお決まりとのこと。つまり到着する日はサマータイムであるが、このあたり我々はリサーチ不足で事前に確信をもてていなかった。そこで、機内モニターのエディンバラ到着時刻は12:30ということになっていたので、私もちょっと早くついたなあと思いながらも、時計もそれに合わせることにした。

入国審査等をすませ、私の時計で13時前に到着ロビーに着く。村越・田島チームに13時半にレンタカーでピックアップしてもらう予定でいたので、ちょっと余裕があるなあと思いながらwifiをつなぐと、りかさんから少し遅れて14時に着くという連絡が入っていた。続けて渋滞でもうちょっと遅れるかもと連絡がある。そしてりかさんがやってきたのは私の時計で14時10分頃。りかさんはなぜか「かなり待ったでしょ?ごめんね」と言っている。

会場に向かう車の中で、冒頭のサマータイムの切り替わりの話を聞く。2人も昨年2日目朝に戸惑ったそうだ。それは2日目じゃ気をつけなければいけないな、と思う。以下、私の時計で話を進める。

途中よろずやで買い出しをして15時半に会場着。受付を済ませ日本のメンバーと談笑しつつ、夕食としてハンバーガーを食べる。17時頃にテントサイトに移動し、テントを張り始める。レース前はひとり一個でくつろげるように準備した。そしてすぐにあたりは薄暗くなった。

風は強く、次第にテントを叩く雨音も聞こえ始める。夜間2回ほどトイレに行ったがそれほどひどい雨ではなかった。寒さもそれほどではない。が、翌24日夜が明け始める6時頃から雨脚が強くなる。すっかり明るい7時にテント撤収開始するが、土砂降りでしばし呆然。水を含んだテントが重い&容量増大。どよんとした気分。

イベントセンターへ移動し、屋根の下で一息つく。スタートエリアまで15分歩き8時20分に到着する。我々のスタートは8:31~8:45。同時スタートらしき選手も大勢いて、いよいよだなと思う。

さあスタート枠に入るぞと前へ進むと、役員さんに「どのクラス?」と聞かれたので、「ELITE CLASS!」と胸を張って答える。すると、「Lateだ、カモン」と言われ、若干時間前だが、スタート枠へ案内される。

意味がわからずにいると、時計を指差している。

なんと時刻は、、、9時半を示していた。

ここで初めて気がついた。そもそも昨日から全て1時間ずれていたのだと、、、、

(レース編1日目に続く)

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