有度山ロゲイニングの分析
マッパのキミさんから、プランとしては良かったと思うので、検証してほしいとの話がありましたので、かなりマニアックに分析してみました。こういう分析はやりだすと面白いですね。なかなか興味深い分析結果がでました。ちなみに分析はロゲイニング講習用に作成した自作のツールで行っており、地図を背景にCP位置を設定し、CPの標高と出戻り要素を設定、さらに直線距離と比高を1.3倍し、得点との相関から効率度を算出するというような仕組みになっております。
各カテゴリの上位チームとマッパの効率度は以下の通りでした。推定距離は札幌農学校も大福もGPS計測距離とほぼ変わらないので割と解析精度は高いと思います。
マッパ、大福、ちょこっち、ハムちゃんは効率度はほぼ同じという結果がでました。札幌農学校とトータスはそれに比べるとやや低めになっています。その差はどこなのかルート図で比較してみます。
札幌農学校とマッパは北西エリア、大福は100点の山塊に行ったという違いがありますが、ここでは差がでなかったようです。なんとなく差がありそうなのは農学校の22-56と24の鋭角でしょうか。
続いて女子と家族の3チームです。ちょこっちは北半分のみで1000点取っていて、これは確かに効率的と言えそうです。ハムちゃんとトータスは54まではかなり似たラインですが、山の縁を行ったハムちゃんと中央部に展開したトータスで北上のラインに差が出ています。結果的に24と56,22あたりが効率性を下げる要因になったと言えそうです。
続いて、真のベストプランはあったのかについて考察してみました。最高点だったマッパのプランを少しいじってみます。
いじったらマッパ+ハムちゃんといったルートになりました。1440点で効率度3.57とマッパ案を少し上回る結果となりました。時間が足りるか際どいところですね。
そして、ここまででお気付きかと思いますが、南東部の日本平を攻略するプランが全くでてきていません。上位チームが見向きもしなかった日本平ですが、3つほどプランを立ててみました。
それぞれ代わりに北西部をカット、南部平地をカット、北東部をカットの3パターンです。距離+比高/100が52少々(マッパの移動ポテンシャル程度)でプランを立てています。その得点と効率度は以下の通りでした。
つまり、今回はどこかのエリアをカットと決めて、残りでうまくルートプランすれば同じ結果だったということです。村越さんが地図を紙に打ち出して何度も得点調整したと話しておりましたが、かなり練られた配点バランスだったということですね。楽しませていただいました。
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