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2014年9月29日 (月)

3h vs 5h フォトロゲ南アルプス市

ちょっと時間が空いてしまいましたが、9月21日のフォトロゲ南アルプス市についての考察です。

今回のロゲイニングは3時間と5時間の部門がありましたが、3時間のソロ部門でチャレンジしました。3時間と5時間、競技時間比でいえば166%となります。ロゲイニング常連の男子チームはぴとれチームY、混合のチーム遠足、Pinestoneの3チームとの走力差に着目すると、 前2チームは120%、Pinestoneは150%程度と想定できるでしょうか。単純に走力ではやはり勝ち目はありません。 競技時間と走力比から、166/120で138%が出来の目安といえます。

結果、チーム遠足1508点、Pinestone1240点、はぴとれチームY1419点、私は1333点で 対チーム遠足113%で、自分としては大健闘でした。

この比率について検討すると、 まずチーム遠足に雁坂140kmの疲労があったようで、またハピトレチームはプラスに無駄があったように見えました。 ちなみに私は前日にハセツネの第一関門までのタイムトライアルをしていてちょっとやりすぎたかなと思っていたのですが、 ロードは別脚だったようでそれほど影響はなく、この点でアドバンテージがあったようです。

もう一つ、取得効率の高い部分をちょうど取り切ったという面もありそうです。 私は時間あたり444点取っており、175点では24分となりますが、これ以降は取得ペースが落ち、実際逆転には40~45分ほどかかるでしょう。 だから点数ほど僅差ではありません。総じて3時間でもこれだけやれるとアピールできたことに満足感のあるロゲイニングでした。

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2014年9月17日 (水)

蓼科ロゲイニング

3連休の最終日は蓼科ロゲイニングでした。

フェイスブックにも書きましたが、本来OMMに向けて相馬さんと組むことを予定していました。しかし、相馬さんは7月のマッターホルンでの遭難で、行方不明のままとなってしまいました。この大会の参加も見送るしかないと思っていたところ、TEAM阿闍梨のフッキ―こと福西くんが一緒にどうかと声をかけてくれました。後輩の誘いはうれしいことだったし、彼に経験を積んでもらうことは意味のあるように感じ、阿闍梨男子チームとして出場することを決めました。

結果、2000点中1762点という高得点で優勝することができました。以下レポートです。

福西くんの走力はフル3時間ちょっと、ハセツネ30は3時間40分(失敗レースだったらしいが)。霧ヶ峰で組んだ福田さんがフルはサブスリー、ハセツネ30は3時間32分だから、大体同じペースでレースを進めれば良いと想定した。もっとも彼が速いペースで果敢に行くならそれはそれでよい。

プランは山が前半、ロープウェイの使用はなし、ということはあっさり決まる。経験豊富な札幌農学校チームと同一のプランで一緒に進んだが、じわじわと差をつける。31を取り逃したのは痛手だが、取れなかったのは彼らも一緒だし、彼らを基準にすれば別プラン組にも巡航ペースは負けていないはず。

で、フッキ―の作るペースは急な登りでは私も本気ペースで、逆に平坦なところは多少余裕あり。これはむしろ自分の最近の脚質の問題かもしれない。

総じていいペースなので、面白いように前倒しで進む。雨池に1時間35分で到着。この時点で102と63両方往復は確定し、3時間ちょっとでロープウェイ山麓駅に到達した。

Img_2202

S-44-101-62-83-77-76-151-103-64-32-100-40

会場と山麓駅の標高が1800m程度で競技エリアの中段であり、ここまで3時間ならペースダウンがなければ下部も同様に8-9割取れるという算段になる。

Img_2204

40-80-82-63-102-45-75-74-104-41-87-43-33-F

問題はどこまでペースを維持できるか。ロードの下り始めは良いペース。ただ、80への登り返しで自然と私が前に出てしまい、フッキ―の脚色に変化を感じた。また、40-80-82地図の印象以上に距離が長く、時間を消費する。63へも長い。ここが今日のレースの成否の分かれ目と感じ、各CPのリミット時間を計算しつつ、維持しなければいけないペースで前を引っ張る。ここで遅れるようなら危ういと感じたが、幸いまだフッキ―はついて来れている。

102で残りちょうど2時間。まさに先ほど計算したリミット時間。あまり余裕はないと感じたが、ここから蓼科湖が今度は逆に地図の印象よりスムーズで、15分想定のところ10分で着く。さらに徒歩道表記の75への道は平坦な舗装道で、時間の問題はあっさり解消する。登りのペースダウンも想定内で、41に寄りながらも8分半ほどの余らせてフィニッシュした。

今回は強いトレイルランナーとの圧倒的な走力のチームではありませんでしたが、点数を取れたことは「走力にあったプランニング」を実践できたということだと思います。レース後、「ロゲイニングを一言でいうと?」と聞かれ、即答できませんでしたがが、「走力にあったプランニングを実践するスポーツ」といったところでしょうか。今後もロゲイニングの魅力を伝えていければと思います。

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2014年9月10日 (水)

朝霧高原トレイルランニングレース 2014

2年ぶりの出走となりました。このコースはかなりのスピードコースで、最近スピード不足を痛感していたので、タイムは期待できないだろうと、前回のタイムはチェックしていませんでした。しかし意外にも前回は3時間26分9秒で、今回は3時間25分12秒で1分弱短縮でした。以下、区間タイムの比較です。

区間距離   今年 2012年
CP1 4.1km/40m  17:12 16:40
CP2 5.2km/140m 25:39 26:53
CP3 4.6km/150m 25:19 25:03
CP4 3.1km/40m  15:59 16:16
CP5 2.9km/570m 36:35 34:07
CP2 2.8km/20m 19:03 17:18
CP1 5.2km/30m 25:03 26:57
CP6 1.1km/10m 5:00 6:34
CP7 3.2km/10m 15:59 15:50
F   2.5km/130m 19:23 20:28

3時間25分12秒 ロング総合4位 年代別4位

・スタートは少しだけゆっくりめに入った
・竜ヶ岳の登り下りは4分余計にかかった
・フラット部分が4分早かった
・ラスト区間も1分早かった

最近登りが苦手になったという意識があり、タイムをみるとやはりそれがはっきり現れています。フラット部分のタイムが良くなった理由が、平地の走力がアップしたのか、登り下りのペースが上がらない分、ダメージが小さく済んだためか、今回だけではわかりませんが、補給の仕方がかなり上達したので、終盤のペース維持ができたというのがあるようにも思われます。

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2014年9月 1日 (月)

志賀エクストリームトライアングル

久々にマルちゃん、渡辺さんとハードなレースに一緒に出ようということで、楽しんできました。2人とも相変わらず速くてうれしい限りです。

さて、今回レースに参加するにあたって、事前に登山地図でコースタイムを調べてみたところ、硯川-切明13時間45分、切明-野反湖7時間45分、野反湖-硯川9時間45分の合計30時間25分でした。距離63㎞、累計高低差4700mも測ってみるとその通りで、これは手強いと余計楽しみになりました。この夏の自身のロングトレイルの実績からするとコースタイムの40%弱が目安なので、12時間が想定タイム。硯川-切明5H、切明-野反湖3H、野反湖-硯川4Hと分配すると直角三角形となり美しい!

実際はレースペースに乗っかって短縮できることを考慮して、4時間40分-2時間50分-3時間50分、プラス10分エイドの時間として11時間30分ぐらいはもしかしたら行けるかな、、と思いつつスタートしました。

実際のタイムは、切明4時間16分‐野反湖7時間14分‐硯川11時間20分51秒でのゴールとなりました。切明までかなり短縮したのは多少ペースが早かったのもありますが、もともと破線のルートが笹刈りでルートが明瞭になったことが大きいと思います。その後少しづつペースの落ち込みがありましたが、最終区間もエイドを出てからゴールまで4時間ちょうどで、何とか目標通りに収まりました。

結果は15位で年代4位でしたが、実はこれぐらいのタイムなら総合10位前後年代別入賞に食い込めると想定していたので、こういう難コースをこなせる選手が増えたということを感じました。小川さんの9時間半切りも素晴らしいタイムで、去年の奥日光のエクステラも圧勝してたように、小川さんはエクストリームトレランの第一人者ですね。

ところで、今回の完走率の高さは、スタッフ皆さんのコース全線に渡る笹刈りによるところが大きいと思いますし、気温もペースが維持できる選手には(止まると低体温の危険があるものの)結果的に良コンディションだったように感じます。今回のように入山者の少ない2000m超の山岳エリアは基本的に難易度が高いので、その点を忘れてはいけないですね。

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野反湖エイドへ到着したところ

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