« 富士山麓ロゲイニング2014 | トップページ | 多摩川源流ぐるり »

2014年6月16日 (月)

富士山麓ロゲイニングの考察

少々間が空いてしまいましたが、富士山麓ロゲイニングの考察を記します。

---

2位のマッパチームと最後に会ったのは123への稜線上で、時間的には1時間50分ほど経過していただろうか。往復を考えると20分程度の差である。これならば走行速度の差なりに点差は広げられそうだが、実際は3440に対し3210点で思ったよりも僅差あった。 この僅差にはロゲイニングの戦略上では重要なヒントが隠されていそうなので、私なりに考察をしてみたい。

さて、ロゲイニングではコースディレクターによりバランスよく配点がされている。 ただし、部分的に見れば点数が密集したエリアと分散したエリアが存在する。 それはブロックごとには核になる高得点のCPが置かれており、その配置によって影響されるからである。 低得点のCPの配置でそれすらもほぼ平滑化することは可能だろうが、調整し過ぎるとどこへ行っても変わらないという面白味ないコースになってしまうため、多少偏りが残っていても良いだろう。

ところで、ルート解説時に時間ごとの取得点数の話もしたが、 実際には上記の理由により取得ペースには波が発生する。 波の高い部分、つまりあるブロックを取りきったタイミングでフィニッシュすることが重要になる。 マッパチームは130、122を狙い、帰り道に50点台を3つ拾って会場に戻ってきており、この作戦を見事に実践している。

仮にあと1時間競技時間が長かったとして、マッパチームが流れから現実的に取得可能なのは 34,43,16,61の140となり、非効率ゾーンに突入せざるおえなかった。 さらに逆転のためにはCP100を取る必要があり、そのためにはさらに20~30分ほどが必要だったと思われる。 ほぼ同点で並ぶ時間を11:41と13:20とすると、比率は114%で、走行速度比に近いと推測される。

一方で得点比率が107%であることから、ブロッククリアを満たしたタイミングでフィニッシュすることがいかに有効かということが理解できる。 このことは走力差が一桁の差であれば、お互い似たようなフライトプランで進んでいても最後の詰めだけで逆転可能であることを示している。

ちなみに、チームOMMは終盤のどちらから回っても北部富士ヶ嶺の非効率ゾーンへの突入を避けられないことに気付き、リスクを冒すよりも会場に戻ってリフレッシュしたほうがよい判断しての動きだった(スタート前のプランで、既にそれも念頭に入れていた)。これが良策が失策か、正確に判断を下すことは今は誰もできないと思う。判断を下せるレベルの勝負を今後期待したい。

Img018

|

« 富士山麓ロゲイニング2014 | トップページ | 多摩川源流ぐるり »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/160383/59827684

この記事へのトラックバック一覧です: 富士山麓ロゲイニングの考察:

« 富士山麓ロゲイニング2014 | トップページ | 多摩川源流ぐるり »