ミドル選手権レース分解
オリエンテーリングのレースのスリリングな展開が何とか伝わらないものかと記事にしてみました。
S-8
全般的に見通しが悪く、前日のリレーと同じに考えていると危ない。特にS-1はいきなり位置斜面の横っ腹に放り込まれるため、見た目以上に難易度が高い。
自分も手がかりがはっきり掴めないまま進み、この先になかったら今日のレースはおしまい、というところで浅い沢に入ると何とか視界にコントロールを捉えた。この区間最終的に上位に来る選手も1-2分のミスをやっていて出遅れる中、尾崎選手が唯一ロスなく抜けたタイムでトップに立っている。自分は乗れていないが大きく外さず2分前の新選手を捉え4位を維持している。
8-14
ダウンヒル基調で序盤より特徴の少ない斜面となる。引き続き見通しはあまり良くなく、枝が多く真っ直ぐ進みづらい。松井、松澤選手はパックになっていたようだがこの区間で一気に立て直している。こういう植生で俊敏さをみせる寺垣内選手が一旦トップに浮上するが、大きく外し結果入賞圏外へ。尾崎選手がトップを維持する。自分はというと小さなミスが続き、動作もかなり慎重で全てのレッグは二桁順位になってしまっている(しかし順位はいまだ4位をキープしていた)
14-15
唯一のミドルレッグ。上位10位までは道を間違えた長縄選手以外はみな4分台で走っている。途中ルートが分かれるが、ほぼ差はない。しかし実は道を離れ中央を果敢に攻めた小泉選手がトップラップを取っている。
15-22
前日のリレーエリアと重なる。見通し良好かつラインでつなげるレッグで、難易度は低
い。上位選手は全般的に手堅いが、尾崎選手が18で痛恨の1分強のミス。19からの植栽エリアは縮尺が前日の1/7500から1/10000に変わり細かい読図が必要だが、落ち着けばそれほどトリッキーではなく、10秒を超えるようなミスはほとんど見受けられない。大ベテランの新選手がトップ。私も中盤もたついた分余力あったのか、勢いがある。逆に松澤選手はこの区間ラップに今一つ勢いがなかったようだ。
22-G
気持ちの強さが必要な最終ループ。23で小泉、尾崎選手が20秒近いロスだが、優勝争いには変化は起こらなかった。ここでは真保選手の追い上げが目立つ。しかし実は25で単独2位たった真保選手をラスポ‐ゴールで尾崎選手が再び追いついて同タイム2位という展開だった。自分は23がうっかり遠回りでロスして松澤選手に1秒再逆転され、最終的に4秒差で5位となった。
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