« 富士山麓O-MAP | トップページ | トレイルランナーは強くなったか »

2012年5月21日 (月)

富士山一周 徒歩道の旅

事前に時刻表を設定した僕の旅は、多少の困難を感じながらもその想定内で終着を迎えた。時間は予測を立てることは出来ても、美しい風景や関門で迎えてくれる人たちと出会い、そして痛みを増していく自分との対話、それらは旅に出たからこそ知り得る出来事ばかりだった。

もちろん選手である以上、時間や順位も大切な要素で、より上を目指す気持ちは持って前へと進んでいた。その欲求をどの程度満たすことができたかはわからないが、終わってみると「いやこれ以外はなかったのだ」そう強く思う。

自分が夜明けを迎えたのが、西富士への長い長い送電線が終わりを告げるあたりだった。送電線の下の畑や、養鶏場のにおいがとても日本的な風土を感じさせ、どこかで知っているような、そんな気がした。

この朝の風景から、記憶の片隅にあったある曲がよみがえった。友部正人さんの「朝は詩人」という曲。

その場所では毎日のように繰り返される、ありふれた朝なのかもしれない。でも旅人には一生忘れることはないだろう、特別な朝。小さな小さな感動かもしれないけど、そんな景色に出会えたことに不思議と涙があふれてくる。

本当に素晴らしい大会でした。

|

« 富士山麓O-MAP | トップページ | トレイルランナーは強くなったか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/160383/54767869

この記事へのトラックバック一覧です: 富士山一周 徒歩道の旅:

« 富士山麓O-MAP | トップページ | トレイルランナーは強くなったか »