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2011年10月29日 (土)

大洞川流域からの周回

今年の本格レースシーズンも一段落し、地図読み主体の山をやる良い機会と思って本日は奥秩父に行ってきた。和名倉山のまだ行ったことのない仁田小屋尾根コースと、三ツ山北方の緩斜面帯がどうにも気になるので、バラクチ尾根。地図に道の記載がないこの2つの尾根をセットにした周回コースとした。

雲取林道入口から500mほどの駐車スペース(7:50)-林道終点(8:33-35)-奥秩父主稜線(10:10-15)-飛龍権現(10:50)-将監峠(11:31-35)-山の神土(11:44)-東仙波(12:13-17)-和名倉山(13:07-13:18)-仁田小屋(14:08-10)-林道(14:21)-駐車スペース(15:14)

行動時間7時間24分(うち休憩30分) 林道16km 山22km 計38km

車のエンプティ点灯と、通行止扱いもあり、念のため林道の奥まで行くのはやめて8キロ弱の林道ランにした。それもまた快適だった。

バラクチ尾根は下のほうは藪なし。中断が枯れたスズタケ。そして地形萌えな緩斜面。緩斜面から尾根の取り付きが少々藪が深かったが、危険個所なく概ねスムーズにこなせた登りだった。途中5分ほどの休憩込みで1時間35分ほど。

奥秩父縦走路はいい道だ。一気に将監峠に到着した。和名倉山への道に入り、東仙波でトレイルランナー風の先行者がいると思ったら、なんと四俣だった。お互いに先週はハセツネ走っているのだが...和名倉山まで一緒に行く。開けたところの紅葉が素晴らしい。山頂で一息入れ、一之瀬から入った四俣と別れ下山開始。仁田小屋尾根の下りは想像以上に快適だった。が、獣と鉢合わせしないようにほどほどのペースで降りる。林道まで1時間ちょっと。赤破線レベルのルートに感じたが、今後も地図に載ることはないみたいだ。

地形図との対応もまずまずできたし、いいコース設定だった。2000m級はこれでおしまい。11月は全日本リレー、ロゲイニング2レースと続くが、その後は奥武蔵に戻って鍛錬だ。

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朝、林道から和名倉山方面。山頂はもっと奥。

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バラクチ尾根途中にある山の神。

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バラクチ尾根核心部の緩斜面帯。針葉樹の疎林と笹原。腰をおろせば鹿のフン...

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東仙波手前から和名倉山方面

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千代蔵休ン場にて。カラマツの色付きが見事。

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仁田小屋尾根上部。岳樺の森が美しい。

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仁田小屋。若干荒れ気味な感も。

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林道に降りてきて、見上げる白岩山の稜線。無事終了でほっと一息。

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2011年10月25日 (火)

ハセツネ備忘録

■追記:タイムの推移

ゴール後に、「今年は20位が久しぶりに9時間を超えた」という話になったので、ちょっとここ数年のタイムの推移を調べてみた。優勝、20位、100位、完走者の上位20%(300位前後になる)の4項目で比較すると以下の通りになる。2004年から2007年に一気に高速化が進み、2008年からはほぼ横ばいとなっている。また、2010年がコンディションが厳しかったこともよくわかる。100位のラインがもう少し早くなっていきそうな気配はあるが、極端な変化はもうなさそうだ。

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■装備に関して

・食料補給
パワージェル*6
パワージェルブラスト 2/3袋
ハニースティンガー*2
ハニースティンガーワッフル*1
ザバスピットイン*1
エンライテン*2

・飲み物
コーラ 1.5L
ジュース  0.2L
ポカリスエット 0.5L
水 2.0L (関門1L/水場1L)
計 4.2L

・登り始めのタイミングでの固形物はその後呼吸が乱れ失敗だった。
・ハニースティンガーは味が濃い。
・固形物は薄いワッフルだけだでほぼジェル系だけだったが、こまめに摂取すればエネルギー切れにはならなそうだ。
・よって次回はジェルボトルはトリプル(ジェル9個分)にしようと思う
・ザバスのピットインは食べやすいの最終盤にとっておく
・エンライテンにしたが、べスパでもいいだろう。

・シューズ:INOV8 X-TALON190
昨年に引き続きこれにした。靴底が薄いので昨年は足裏痛につながってしまったが、今年は完全にモノにできた。とにかくグリップが良く、浅間峠までの区間を除けば、その後は滑らないどころか、滑りそうな感じにすらならなかった。

・ザック:SALOMON ADVANCED SKIN S-LAB PACK
軽量でブレないし胸ポケット*2というのが、補給に対して億劫にならず魅力だと思う。ただしハイドレーションが1.5Lのため、水が若干不安になる。今回は200mlパックのジュースをお守りとして持って何とか第二関門まで乗り切った。上位選手はこれかマーチンウイングが圧倒的に多い。

・ハンドライトLED LENSER M5
明るさと照射範囲の切り替え易さが素晴らしく、どんな場面でも足場が捉えやすくて良かった。3時間経過したところで念のため電池交換したが、もしかしたら最後まで持ったかもしれない。今回予備が閃309をだったが、ハンドライト派としてはこれ2本で電池交換なしというのが一番いいかもしれない。

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装備はこんな感じ。女子の活躍が目立つあじゃりですが、男子も3人出走していました。(リーダーリタイアでしたが...)

■レースを振り返って
今回のレース展開というか、旅を共にしたのは前半の入山峠から西原峠までの長い区間は日比野くん、生藤山の登りから清水さんも追い上げてきて、3人でじわじわと順位をあげていった。その後、三頭山から月夜見までと御前山手前から大ダワまでが浦野くん。このあたりは今回一番苦しんだ区間だったが、関門でもたついた以外はほとんど順位の変動はなかった。そして、大ダワ以降再び清水さんと前後して、最後金比羅尾根だけが一人旅という展開だった。基本的には自分のペースを貫いているのだが、結果誰かと一緒なったりするのが、また面白いところだと思う。レース中は非常に長い時間に感じられたが、今振り返ってみると全て一瞬の出来事のように感じられるから不思議だ。

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ゴール直後(ハリマネさんより)
やっぱりこれがいい時間。だからハセツネに出るんだろうなあ。

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2011年10月24日 (月)

ハセツネ終了

今年のハセツネは昨年と比べて11分遅い8時間45分53秒に終わった。タイムは残念ではあるが、今の仕上がり具合でできるレースをきっちりこなした内容だったと思う。各関門ごとのおおよその通過タイムと、昨年比は以下の通り。

S-CP1   2:40 +5分
CP1-CP2 2:38 +3分
CP2-CP3 2:17 +5分
CP3-G   1:10 -2分

巡航可能なペースが昨年よりちょっとづつ遅かったことがよく分かる。ペースが上がらなかった最大の要因は、ふくらはぎの疲労が取れず、登りが全く振るわなかったこと。先週の練習で疲れが溜まっていることがわかり、1週間回復に努めたが、回復しきらなかった。何というか、筋肉がゴリゴリに固まってしまっていた(それに気付いたのが前日の夜...)ここ1ヶ月半、自身としてはほぼMAXのトレーニングの量と質を同時に行っていたが、結局それに対してのメンテナンス不足していたということだろう。

そんな中で、金比羅尾根はうまく走れたのは進歩だと思う。終始苦しいレースだったが、そのおかげでコースを攻略できたという充実感はあったのでよかったと思う。

もう一つ、チームで記録を残せなかったこと残念だったが、長くやっていればそういう年があること仕方がない。チーム優勝と自己ベストは次回また狙いたい。今年も楽しいハセツネだった。つづく。

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2011年10月19日 (水)

あと3日

いよいよあと3日の平常業務でハセツネを迎える。今年は土曜スタートなので少し慌ただしいが、前日そわそわして過ごす必要がないので逆に楽かもしれない。(遠方からの選手は大変だと思う)

先日の日曜日にスタートから浅間峠までタイムを計って走った。いい入りだったが、暑さと疲労なのか進むに比例してペースが落ち、結局2時間41分かかってしまった。なかなか思い描いたようにはいかないが、だからこそ面白いのか。

一昨年は超ハイペース、去年はややスローペースでレースが展開したが今年はどうなるか。まあ、自分にとって苦しくならない最速ペースで走り続けるしかないだろう。今週は完全に疲れ抜きに専念している。トレーニングしなければという強迫から解放される1週間もたまにはいいでしょう。

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2011年10月14日 (金)

秋の風景

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昨日は有休を取っていたので車で山を越え、4時間半ほど走った。コースは部分的に3年前に風雨の中走ったことがあったのだが、ほとんど記憶に残っていなかった...その時は何も見えなかったから仕方ないか。薄曇りの天候だったが、秋らしい雰囲気は感じられたのでよかった。帰り道のルートチョイスで軽微なミスが発生しがっかりだったが、それもまた勉強だなあ、という一日だった。

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2011年10月 9日 (日)

連休中日

天気いいけどひきこもり中。明日の資格試験のため我慢。昨日は埼玉の山に。川又-雁坂-甲武信-十文字-川又の定番コース。6:46(実走6:35)。うーむ...

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晴れてるかと思いきや半分はガスの中で、風もあって寒かった。

2週間後のハセツネに向けて、前向きな材料をあげてみる。
・4年に1回10月下旬に開催される。2003年は初めて9時間台、2007年は8時間台。と、いうことは今年は...
・杉山さん、鏑木さん、沁さんが37歳のときに初優勝をしている。と、いうことは今年は...

どっちも夢のような話だが、今年頑張らないでいつ頑張るのだ。来週CP1までのタイムトライアルをやってみて最終調整とする。CP1までのTTは2008年を最後になっていないのだが、その時は2:29だった。レースでは昨年の2:35で通過が最速。TTでは2:25以内(できれば2:22ぐらい)で走りたいところだが...

装備関係。新調だいまるウェアになる予定。ライトはこれ(電池はリチウムを入れる)で。シューズは、タロン190かログレーサーか。ザックはキリアンモデルか普段使いのディアブロか。まだ決まらない。

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2011年10月 6日 (木)

イベント紹介

その1・パークO関連

10/22にパークOツアーが彩湖・道満グリーンパークで開催されます。昨年の秋ヶ瀬公園に引き続き、コースプランナーをつとめさせていただいています。先日下見に行ったところ、去年走れたところが藪になっていたり、、水没地帯があったりで、一部コース変更を余儀なくされました。が、それを踏まえてうまい具合に組めたと思います。去年のリレー大会とは一味違う回し方です。トータス大会の初日とも重なっていますが、土曜日はパークOにでて翌日10人リレーということも可能だと思います。(さすがにハセツネとの両立は無理ですね。あまりかぶる人はいないと思いますが...)さらに12月10日はみちの会が飯能周辺で開催する予定になっています。

その2・ナビ講習関連

11/23は恒例のOSJ鎌倉ロゲイニングです。早いもので丸2年、7回目になります。今回はコイちゃんこと小泉くんと組んでの初運営になります。講習やコースはこれから考えますが、せっかくなので一味違う感じにしたいですね。鎌倉は紅葉の始まりのいい時期で、また週の真ん中の祝日で軽く身体を動かすのにもちょうどいいと思います(今回は3時間です)。過去の結果などはこちら。さらに11/26には朝霧ロゲイニングの前日地図読み講習も行います。

以上、直近で私が関わるイベントの案内でした。

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2011年10月 3日 (月)

クラブ7人リレー

思ったことをざっと。

・タッチを受けた時点ではトップとは3分半ぐらいの差だった。後ろともかなり差が開いている模様。リレーらしい競い合いでないどころか、個人戦より前後の差がある展開でのスタートとなった。
・かといって、緊張がないわけではない。何しろあのWOCのリレー以来のレース。ミスに対しての恐怖感が残っているのがよくわかる。まずは自分との闘い。1つ目のコントロールに辿りつくまでの1分足らずが、非常に長い時間に感じられた。
・会場を通るたびにトップのES・山口との差を告げられる。差が変化しないことに安心と焦りが混じった複雑な心境だった。それでも最終的には1分以上差を詰めた。
・が、熾烈な入賞争いから浮上してきた選手達と比べると、タイムとしては平凡だった。
・こんなタイムでいいのだろうかと少々解析。キロタイムでいえば5:29。
・各走順のトップタイムをキロタイム化すると以下の通り。1-2 5:12 / 3 5:22 / 4 5: 32 / 5 5:09 / 6 5:33 / 7 4:58 これをみても、評価は難しいところ。
・7走のタイム1位2位は、WOCで共にリレーを走った2人だった。日本の誰よりも速い。それは誇らしく感じる半面、自分に対しては不満を感じる。リハビリと考えるのは、甘いだろうか。

・みちの会は2位。ESは頭ひとつ実力が抜けているし、他強豪クラブを抑えての2位は充分な成績なのだが、昨年優勝しているせいか、感激という点では薄かった。
・とはいえ、順位云々は意識せずとも、こうやって集まって走るリレー大会は楽しい。みちの会もなぜか不思議と強い何とも魅力的なクラブだ。

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