個人的なレース結果としてはあまり満足いく内容ではなかったので、振りかえって文章にするのはなかなか難しい。全般的に走れなかったなという印象だった。誰もが全力で行けるスプリントのS-1でラップが遅いわけだから、最初からスピードあげられる状態でなかったのだと思う。
今回、最も印象に残ってしまったのが、ミドルの8番コントロールでのミスだ。ラップ解析によると約15分、CP周辺の150m程度のエリア内をさまよっていたことになる。自分の技術的なものはほぼ完成していて、不得意な場合でもスピードを落とすなどすればどんな場合にも対応できると思っていた。しかし、それを根底から覆されるようなインパクトのある彷徨だった。なんとか気持ちをすっきりさせたかったが、ロングでも表彰台に立つには至らず、それを払拭することはできなかった。
しかし、自身のレースの結果から離れれば、国際大会の雰囲気、代表として走れたこと、トップ選手たちからの刺激、若い世代との交流などなど、充実した5日間であったことは確かだ。過去のいくつかの大会のように自分の中に強く印象に残っていくと思うし、後々多くの人に語られる大会になるのではないかと思う。それから、オリエンテーリングでこういう舞台で走れる機会はあと何回ぐらいあるのだろう思った。代表選手して走れるチャンス、選手権で優勝を狙うチャンスはもうそんなに多くはないかもしれない。それはさびしくもあるが、だとしたらどんな立場で臨めば充実感が得られるだろうか。まずは今すべきこと、選手として全力で頑張ろう。
トレーラーハウス前からの夕景。ゆっくり夕日が沈むのを見たのは久しぶりでした。
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