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2009年10月24日 (土)

浦山の獅子

Pa243374 今日は埼玉の未踏の山がターゲットということで、大平山(1603m)を目指した。大平山は長沢背稜から少し北に外れたこんもりとした目立つ山であるが、登山道はない。七跳山からは背稜のハイウェイを経て、仙元峠から古くからの峠道を下る。

細久保林道入口(9:47)-大ドッケ(10:40-10:43)-大平山(11:18-11:22)-七跳山(11:40-11:43)-仙元峠(12:26-12:33)-大日堂(13:17) 20.7km/登り1500m 移動3:03/停止0:26

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標高の低い稜線は植生良好

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大ドッケ(1310m)にて。この前後は容赦ない藪だが、足元は切り開きがある。Pa243383

たまに紅葉で癒される

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大平山山頂。大きな山容の割に地味、というのが埼玉の山の定番である。

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天目山林道を横切る。七跳山までは藪少ない。

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長沢背稜のカラマツ紅葉

Pa243399仙元峠にて。もはや何年式か分からない道標。

事前に知らなかったのだが、この週末は浦山の大日堂の縁日で、獅子舞が行われていた。大日堂では偶然にも同じルートを下ってきた所沢のHさんらと合流する。山とともに、郷土の風習にもふれることができて、何だか得した気分だった。Pa243404

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2009年10月22日 (木)

風邪のはなし

日曜日に大菩薩に行った後、風邪をひいてしまった。天気も良く、そんなにハードでもなく少し寒かった程度だけど、身体の抵抗力が落ちていたらしい。正確にいうと、土曜日の朝パークOに行こうとして、起きたのが8時近くだったあたりから少し変調があったのかもしれない(通常、目覚ましなしでも起床が朝6時半を過ぎることはほとんどない)。

月曜日、出張帰りの電車で立っていられないぐらいの倦怠感を感じ、帰宅したら38.5℃。翌日朝一で新型インフルエンザの検査を受けるが陰性。火・水は37度台で、今日は腹の調子がやや悪いが、平熱に戻った。

私はこの時期に風邪を引くことが多い。覚えているだけでも2001年のハセツネ直後。2004年11月にいちさん、動物さんとのロングトレイル後。2007年の北アルプスに行った後(中国出張と重なった)、そして今年。9年間で4回もある。いずれも山で寒いなと感じるタイミングがあったことが共通している。

ちなみに、すごくハードな状況下だと、人は意外と大丈夫だったりする。抵抗しようとフル動員するからだろう(そういう状況下で倒れるのは、相当危険な状態)。むしろ、ほっと一息ついたタイミングにやられることが多い。今回もそのパターンだと思う。

AJARI-JOYツアーは意外な落とし穴だった。という、とりとめのない風邪のはなしでした。

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2009年10月17日 (土)

分析#1

平日は帰りが遅く、気がついたらもう週末。今日は大宮でのパークOツアーに参加。その後R氏、N氏とともに街へ。

さて、ハセツネのことを少しまとめてみよう。

まず、自分のレースについてざっと書いてみる。端的に言えば3回のペースダウンがあった。一回目のペースダウンは浅間峠前後。序盤は木下さんが淡々としたいいペースで走っていたので、それに乗らせてもらった。市道山分岐で昨年より20秒ほど早く、CP1まで2時間37,8分と予測し、後ろにいた選手に「どれぐらいのペースなんですかね?」聞かれて、「2時間40分切るぐらいですよ」と自信をもって答えた。が、通過タイムは2時間41分。意図的に抑えた訳ではなく、なんとなく全体的に疲労感を感じながらのタイムオーバーだった。原因はわからないが、少し暑さを感じていたような気がする。大失速も覚悟したが、土俵岳あたりから楽になり、再びペースが安定した。ペースが回復したのはきちんと水分補給をしたのと気温が下がってきたのがきっかけだと思う。

次のペースダウンは御前山の登り。完全に失速して順位をかなり落とした。休憩を含め月夜見から山頂まで53分要している。休憩含め45分が理想。もともとこの区間は苦手意識があった。月夜見からの下りで大腿四頭筋がやられてしまうのである。おそらく鞘口峠からの区間でCP2で補給すればいいと思い、無理をしているのだと思う。補給はCPと関係なく摂ったほうがいいし、ペースも若干落としてもいい。ちなみに御前からの下りに入ったら急に楽になった。下りは苦手だったが、今回は安定していた。テーピングが効いているのだと思う。

最後は金比羅尾根中盤の65キロ表示以降。これは完全にエネルギー切れ。水も切れた。ザックの奥底にミニ羊羹があっただが、探す余裕なし。長尾平手前の水場からかなりのペースで走ってくると、このあたりで失速するらしい。策としては日の出の登りでしっかり補給する、金比羅尾根も最初は少しセーブするといったところだろうか。またこの区間では飲み物は純粋な水なので液体からエネルギー源は得られない。といっても、今回はもう一つ順位を上げたい&追いかけられる展開で勝負に出た面もあったので仕方がない。気力でマルちゃんから40秒遅れで済ませたので、根性は見せたと思う。(その分ゴール後は大変なことに、、、)

大腿四頭筋の疲労から痛み=ペースダウンなので、そうならないようなペース配分と補給が必要となる。順調に走れれば今の走力でも8時間半は可能だと思う。

次にレースのレベルアップについて。CP1までが2時間20分を切り、一気に2時間15分。40歳台になった沁選手のポテンシャルの高さに驚いた。CP1-CP2は、3年前に沁選手が出した2:11には届いておらず、後藤選手の2:17が最高タイム。CP2-CP3も後藤選手が1:47で突っ走る。CP2-Gトータルでは、望月選手が2:50で過去最高タイム。昨年の山本選手の2:51を1分上回っている。CP3-Gは相馬選手が57分台を出していて、これも過去最高。ちなみにこれらを足すと、2:15-2:11-1:47-0:57=7:10となる。7:30切りは来年にも出そうだし、7:20分切りも数年のうちに出ると思うが、7時間となるとまだまだ遠いと思われる。また、10位のタイムは昨年より大幅にレベルアップしたが、20位は若干遅い。この傾向が来年どう変化するか。(だいだいまるの3人もそのカギを握っているのだが)

最後に給水の話、相馬さんは1.5L+CP2でその場で飲んで補充なしで、ゴールで余っていたらしい。奥宮さんはレース中計5L飲んだとのこと。どちらも7時間台で走っているのに、これだけ違うのは興味深い。消費水量は人は参考にならないということがよく分かる。水は装備重量に関わってくる重要なポイントで、攻めるか安全をとるか悩むところである。スピードレースになっても、そういう作戦の面白さは変わらないだろう。

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2009年10月13日 (火)

ハセツネ終了

今年のハセツネも終了しました。

8時間48分1秒。自己記録を10分ほど更新。9月がほとんどトレーニングできなかったことを考えると上出来だと思う。8月までの貯金かな。タイムを短縮する余地はまだまだあると感じた。

レース中は苦しい局面もあったが、楽しく走れたし、レースの前後も楽しかった。これだけの方々が集まるのはここだけだし、やっぱりハセツネは特別なレースだなと感じた。終わってしまうと寂しい気もする。

後ほどまた詳しく書きたいと思います。

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2009年10月10日 (土)

明日

いよいよ明日はハセツネ。今年は例年より冷静に構えていたけど、昨日ぐらいから急に緊張してきた。今日はOL練習で越生の山に入ったが、涼しくて山の空気がとても心地よかった。ゆっくりに専念したが、森を駆け抜けたくてうずうずだった。早く明日の13時になってほしい。

今年も楽しむ要素はいろいろある。まず、チーム戦が楽しみ。そして、エントリーリストを見ると同年代に強豪選手がいっぱい。みんな仕上げてきているんだろうなあ。そんな中自分も満足いく走りができればいいなと思う。優勝の行方も楽しみだ。

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2009年10月 5日 (月)

出羽合戦・白鷹山ロゲイン

週末は久々のあじゃり遠征で、白鷹山ロゲインに参戦してきた。今回はぜんとくさんのお誘いで2年ぶりにチームを組むことになった。

土曜日は行きがけに川越水上公園でのパークOツアー出走。スピードレースになり、さらに一斉スタート練習もやって早速使い果たした感になる。13時前に出発。埼玉脱出に手間取るが、高速は順調で18時に山形に到着。到着してある事実が発覚。が、無事出走できることになりひと安心。

翌日は最高の秋晴れ。スタート8時。20分前から作戦タイム。

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白鷹山ロゲインのフィールドは面白い。会場の県民の森は標高600mの台地上にあり、周辺には700~900m程度の独立したおにぎりみたいなピークや大小の沼が点在している。また地図の東端は山形市内の平地で、標高は150m程度しかない。ルート取りの自由度と制約のバランスが絶妙で、一筆書きしずらいコースセットが可能だ。今回のコースも非常に頭を悩ませたが、遠くは時間が読めなかったので、近場を一通りとってから山を下って地図の南東端にある最高得点の城山に向かう作戦になった。

レースは倒木を跨いだ時に通気性が良くなるというハプニングで始まった。近場のCPが意外と時間がかかり、山を下り始めた時には既に半分が経過していた。そして、最高得点のCPでは残り1時間半だった。ここから12kmほど、延々と登り返してくるのだが日差しも強くなかなかハードだった。しかし間に合う計算はしており、ぜんとくさんの頑張りもあり、10分の余裕を残しゴールできた。黄金色の田圃や山形の街や見慣れない山並みが一望できて楽しかった。

また天地人ツアーとしても体験することができた。まず畑谷城(121点)を攻略し、菅沢山(86点)に陣に寄り、長谷堂城(161点)を攻めるというのは、偶然にも直江兼続の出羽合戦での動きそのものである。何だか歴史のロマンを感じた。

帰りは麓に降りてすぐ近くにある百目鬼温泉に寄る。ここはなかなかいい湯だった。17時過ぎに山形を出る。ほとんど渋滞もなく22時半に飯能に戻ってきた。山形は遠いイメージがあり、実際遠いが、満足感のある遠征でした。

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