平日は帰りが遅く、気がついたらもう週末。今日は大宮でのパークOツアーに参加。その後R氏、N氏とともに街へ。
さて、ハセツネのことを少しまとめてみよう。
まず、自分のレースについてざっと書いてみる。端的に言えば3回のペースダウンがあった。一回目のペースダウンは浅間峠前後。序盤は木下さんが淡々としたいいペースで走っていたので、それに乗らせてもらった。市道山分岐で昨年より20秒ほど早く、CP1まで2時間37,8分と予測し、後ろにいた選手に「どれぐらいのペースなんですかね?」聞かれて、「2時間40分切るぐらいですよ」と自信をもって答えた。が、通過タイムは2時間41分。意図的に抑えた訳ではなく、なんとなく全体的に疲労感を感じながらのタイムオーバーだった。原因はわからないが、少し暑さを感じていたような気がする。大失速も覚悟したが、土俵岳あたりから楽になり、再びペースが安定した。ペースが回復したのはきちんと水分補給をしたのと気温が下がってきたのがきっかけだと思う。
次のペースダウンは御前山の登り。完全に失速して順位をかなり落とした。休憩を含め月夜見から山頂まで53分要している。休憩含め45分が理想。もともとこの区間は苦手意識があった。月夜見からの下りで大腿四頭筋がやられてしまうのである。おそらく鞘口峠からの区間でCP2で補給すればいいと思い、無理をしているのだと思う。補給はCPと関係なく摂ったほうがいいし、ペースも若干落としてもいい。ちなみに御前からの下りに入ったら急に楽になった。下りは苦手だったが、今回は安定していた。テーピングが効いているのだと思う。
最後は金比羅尾根中盤の65キロ表示以降。これは完全にエネルギー切れ。水も切れた。ザックの奥底にミニ羊羹があっただが、探す余裕なし。長尾平手前の水場からかなりのペースで走ってくると、このあたりで失速するらしい。策としては日の出の登りでしっかり補給する、金比羅尾根も最初は少しセーブするといったところだろうか。またこの区間では飲み物は純粋な水なので液体からエネルギー源は得られない。といっても、今回はもう一つ順位を上げたい&追いかけられる展開で勝負に出た面もあったので仕方がない。気力でマルちゃんから40秒遅れで済ませたので、根性は見せたと思う。(その分ゴール後は大変なことに、、、)
大腿四頭筋の疲労から痛み=ペースダウンなので、そうならないようなペース配分と補給が必要となる。順調に走れれば今の走力でも8時間半は可能だと思う。
次にレースのレベルアップについて。CP1までが2時間20分を切り、一気に2時間15分。40歳台になった沁選手のポテンシャルの高さに驚いた。CP1-CP2は、3年前に沁選手が出した2:11には届いておらず、後藤選手の2:17が最高タイム。CP2-CP3も後藤選手が1:47で突っ走る。CP2-Gトータルでは、望月選手が2:50で過去最高タイム。昨年の山本選手の2:51を1分上回っている。CP3-Gは相馬選手が57分台を出していて、これも過去最高。ちなみにこれらを足すと、2:15-2:11-1:47-0:57=7:10となる。7:30切りは来年にも出そうだし、7:20分切りも数年のうちに出ると思うが、7時間となるとまだまだ遠いと思われる。また、10位のタイムは昨年より大幅にレベルアップしたが、20位は若干遅い。この傾向が来年どう変化するか。(だいだいまるの3人もそのカギを握っているのだが)
最後に給水の話、相馬さんは1.5L+CP2でその場で飲んで補充なしで、ゴールで余っていたらしい。奥宮さんはレース中計5L飲んだとのこと。どちらも7時間台で走っているのに、これだけ違うのは興味深い。消費水量は人は参考にならないということがよく分かる。水は装備重量に関わってくる重要なポイントで、攻めるか安全をとるか悩むところである。スピードレースになっても、そういう作戦の面白さは変わらないだろう。
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