太郎と小太郎
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富士登山競走に行ってきました。
馬返し: 55:53
五合目: 1:40:38
八合目: 2:51:00
山 頂: 3:15:25
またしても自己記録更新はおあずけ。今回は気温が高すぎた感もあるので、仕方がないかなとも思う。
それにしてもこれで6回連続で3時間10分台。毎年タイムを意識して臨んでいるレースはこのレースとハセツネだが、ハセツネの方は伸びているんだけど、富士山はどうも進歩がない。(今年はかなり工夫をしたつもりだったが、、)
富士 山耐
2002 3:17 10:14
2003 3:10 9:28
2004 - 棄権
2005 3:18 9:59
2006 3:19 9:26
2007 3:12 8:59
2008 3:15
下りの巧さや筋持久力は向上しているが、登坂力や心肺機能はあまり変わっていないということか。コンスタントにトレーニングを積んでいれば、今のタイムはしばらく維持できそうだが、さらに短縮するとなるとトレーニングだけでは超えられない壁があるような気もする。それは自分だけでなく、他の選手にもそのような傾向はあるだろう。だが、中にはその壁を超えている選手もいるはずだし、それはやはり努力以外にはありえないものだと思う。そんなことを感じたレースだった。
それはそうと、レースそのものは、知っている選手と前後する展開でなかなか面白かった。また、ゴールで応援いただいた皆様どうもありがとうございました。とてもいい大会なのですが、一つだけ。五合目でもらうオニギリは、塩分が足りないと思う。これだけはなんとか改善してほしい、、
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明日は富士登山競走。
一つ気になっているのが、富士山の山頂の気温。ここ数日異様に高い。最高気温が7/21 16.2℃、7/22 16.7℃、7/23 15.8℃。ちなみに観測史上最高が17.8℃で、これは1942年のものらしい(16.7℃は史上4位)。例年は晴れてもせいぜい10℃ぐらい。はっきりいって登山競走では未体験の気温だが、これがどの程度影響があるか?遮るものがない中で、この気温だと体感温度は相当上がり、発汗量も半端ではないだろう。水分補給は非常に大事になるし、おそらくタイム的にはあまり伸びず、完走率も低くなってしまうのではないかと考えている。心して臨もう。
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白峰三山といえば、北岳、間ノ岳、農鳥岳であるが、農鳥岳から南へ続く稜線を白峰南嶺と呼ぶ。ルートが不明瞭といわれているが実際どの程度なのか、昨日様子を探ってきた。
コース:田代入口-伝付峠-奈良田越-笹山-広河内岳-大門沢-奈良田
朝の奈良田。また5時前だが、さすがに夏山初日の賑わいだ。自分はMTBで新倉まで下る。
■伝付峠まで
桟道が老朽化しているところもあるが、通行困難というほどではない。クラシカルで雰囲気のあるルートだ。沢沿いは涼しくてよい。あまり登りを感じずに沢の出合に到着。水場は峠の5分ぐらい手前。登山者は10名ぐらい追い越したので、それなりに通行量はあるようだ。
伝付峠。ここから二軒小屋に下り、荒川、赤石といった南アルプス主脈へ向かう人が多いだろう。
荒川東岳(悪沢岳(右))と赤石岳(左)。よく見ると写真中央に千枚小屋が見える。
■奈良田越まで
林道跡。展望良好。ところどころ崩壊地はあるが、フラットな幅広のトレイルといった感じで走りやすい。
展望、スピード感、森の匂い、それらシンクロして気分は高揚する。「トレイルランナー・ハイ」とでも言うべきか。
■笹山まで
細いトレイルになるが、足元はしっかりしている。場所によっては枝の張り出しがうっとおしい。時折、かなりの急坂が現れる。ハイマツ帯に出るとルートがややわかりにくくなる。基本西斜面だが、山頂手前で東斜面に行くらしい。ここを見逃し頂稜部を行くと猛烈なハイマツ帯に阻まれ、引き返し10分ほどロスをする。
森林限界を抜け、眼前に迫ってきた笹山(黒河内岳)
■白河内岳まで
このあたりが一番ハイマツの勢いがありルートを覆っている。(左上の写真の右端に若干ハイマツの切れ目があるが、そこがルート。)ペースも落ちるがミスはなし。白河内岳への登りはのっぺりしている。ここまでくると完全に森林限界を抜ける。
■広河内岳まで
遮るもののない広い稜線。明確なルートはない。ケルンを目印に進む。今日は好天に恵まれた。圧倒的な開放感。しかし、ガスがかかると方向維持が難しいだろう。広河内岳の登りに差し掛かるとペンキマークが増えルートも明瞭になってくる。
対岸に見える塩見岳の姿が非常に格好いい。伝付峠からここまでの区間、他の登山者0名。
農鳥岳方面への稜線
■大門沢下降
一気に高度を落とす。国内屈指の高低差は下り甲斐がある。水が尽きてきて苦しくなるが、大門沢小屋で水を頂き復活する。途中沢を離れるところから先の樹林帯は林相が非常に美しい。吊橋を3つ越えて車道に出れば奈良田はもうすぐ。
大門沢を見下ろす。遠くに富士山。
4:40 奈良田着 準備
5:10 MTBで出発
5:30 9kmほど下ってタイヤがパンク。ランに切り替え。
5:50 田代入口着 給水
---
5:54 出発
6:35 登山口
8:03 水場給水 -8:10
8:14 伝付峠 -8:16
9:11 奈良田越
9:32 白剥山 -9:36
10:42 笹山北峰
11:18 白河内岳 -11:23
12:16 広河内岳 -12:20
12:32 大門沢下降点 -12:36
13:28 大門沢小屋 - 13:39
14:24 登山口
14:43 奈良田着
コースタイム 24h30m / 8h49m
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土曜日は再び富士山。中の茶屋からの往復&お鉢1本。苦しく感じないペースでどれぐらいで走れるか、というようなことを意識して走った。結果、馬返し-山頂で先週から1分遅いぐらいだった。しかし五合目までは比較的余裕があると思っていたのに、足が重く六合目から歩きモード全開になり、八合目まで先週より4分遅れ。そこから持ち直したけど、それは先週山頂まで行ってるから高地慣れしただけという気がする。やや物足りない感じ。トレーニングとしてみる目一杯追い込んだほうがいいのかもしれないけど、、お鉢も行けたのでトータルとしては悪くないかな。本番で目標通りのタイムで走れるかわからないけど、これで事前の富士山は終了。
帰りに南アルプス南部の地図を紛失してしまっていたので新調してきた。安倍奥エリアの収録が拡大されていた。収録している山域と、その味の濃さでは他の追随を許さないと思う。それと、コースに書き込まれた情報量がやたら増えている。ちょっと過剰なのでは?と思う面もあるが、作り手の熱意が伝わってきて面白い。それにしても、日本で6番目に高い山は、荒川岳?荒川東岳?東岳?悪沢岳?どう呼んでやればいいのでしょう。このエリアで一番高い山のはずなのに、地図のタイトルにもなっていないし。
あと、ハイドレーション洗浄ブラシを買ってきた。これで、お腹が緩くなることも減るでしょう、、、
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霧ヶ峰のロゲインは2着に終わった。土曜日の疲れもあったが、村越さんとほとんど同じペースで走れていたので、それほど悪いわけではない。むしろ、今回は作戦的に詰めが甘かった。
村越さんとはほとんど同じまわり方だった。それは自分にとってはやりやすい展開のはずだった。73まで完全に同じ回りで30秒ほどリード、そして70を寄り道しなかったので、数分先行する形になった。何度か出戻りのCPがあったため、すれ違う度に差が確認できる。引き離せれば勝利を確信できるのだが、何度すれ違ってもその差は変わらない。自分は後半どんどん疲れてくる。水も尽きた。こうなると後回しにした70が何分かかるのかで頭がいっぱいになる。出戻りしたあと村越さんに先行できているか、、
そして本来高得点で取りたいはずだった83が頭の中からいつのまにか消えていた。結果的に83を飛ばしたことにより制限時間内にゴールでき、村越さんには勝ったのだが、同時に優勝は逃すことになった。
・97からの脱出で林を突っ切らなかった。
・70を後回しにした
この2つ3分ほど余計に時間がかかっている。これがなければ36の代わりに83を取れ、時間内に収まる。結果的にこれが勝負の分かれ目になった。
それにしてもロゲインは面白い。目の前のライバルだけでなく、見えないライバルとの戦い。可能性のある競技だと感じた。今回は配点のバランスも素晴らしい。こんなにシビアな勝負が求められるとは思っていなかった。次回はぜひ挑戦者として望みたい。
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思ったことを書いてみました。
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今回は志賀野反トレイルレースは大雨に見舞われ、中止か開催するか、判断が難しい状況だったと思う。まず、判断材料となる先例がない。
悪天候になることも想定されていて、救助体制もそれを踏まえて考えられていたのものとしよう。今回のレースの場合、25kmでの開催というのはやはり最善策であったと思われる。逆に中止になった場合の対策はどうだっただろうか。ワンウェイコースである以上、輸送をどうするかなど、物理的にいろいろ難しい問題が発生する。また各方面への帰りのバスは定刻通りに出すのか、早めるのか、、それを決める要因となる中止になった場合の選手達の行動が実は予測不可能だったのではないかと思う。
大雨の中走ったことのあるトレイルランナーは少なくない。最近では自分の参加したが、裏TTRとか、裏ハコネとかかなりの雨の中で走っている。そういう記事を読んで面白そう、自分もできそうだと感じた人もいるだろう。それらが影響するかは分からないが、レース中止にしても、ここまで来たのだからと「残念志賀野反」という形で有志で山に入る人がいたのではないか、と心配している。そうなると、40kmフルで走ってしまおうという人が出てくると思うし、コース外れ志賀高原から岩菅山あたりを往復しようとする人もいたかもしれない。
もちろん、中止後の行動は、参加者の自由であり主催者は関知しないと言うこともできるが、その人が帰りのバスまで確保していれば、主催者側はもちろん、他の選手も待つ必要があるし、もし遭難者がでたら、現実問題として救助しない訳にはいかないだろう。結局大会当日の帰路につくまでの選手の行動は大会から切り離すことができないと思う。また、山に行かないまでも、野反湖に行きたい人、志賀高原から帰りたい人、片道2時間以上のピストン輸送自体も容易ではなく、収拾がつかなくなってしまう恐れもある。
逆に25kmで開催してしまえば、選手は25kmの決められたコースを走ればよいし、大抵はそれで満足し、想定外の行動は起こさないだろう。運営側はこの区間の救護体制をばっちり固めれば、あとは基本的にオンスケジュールでよいということになる。そう考えると不測のリスクは中止にするよりむしろ小さくなる。そう考えると、志賀高原に参加者が集まってしまった時点で、今回は25kmでの開催するしか選択肢がなかったようにも思われる。それ故に、もう一段山が猛威をふるっていたら、、と思うと恐ろしくもあるが、幸いなことに今回そこまで山の牙を向かなかった。
2000mの山深い稜線、ワンウェイの国境越えを感じさせるコース、それはとても魅力的ではある。今回以上の悪天はなかなかないかもしれない。だが、そこでレースをやろうとしたらどんなことが起こりうるのか、運営側にも選手側にもそういうことを想像させるよい機会だったのではないだろうか。
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