富士登山競走
週末は金曜日に富士登山競走、その後TEAM阿闍梨のトレーニングキャンプに参加してきました。
まず富士登山競走、目標は3時間10分以内を掲げていましたが、3時間12分台に終わりました。正式な途中ラップはまだ手元にないのですが、8合目までは自己最高ペースではあったようです。ただし、最初のロードから「今日は足が重いかも」という感触があり、「どこかで失速するかも」という意識で走っていました。そういうレース中序盤からの感触からすれば、8合目まで持ったことはそんなに悪いレースでもなかった気もします。とはいうものの、7合目以降は北丹沢でも競り合った選手たちと前後する形になり、そこから脱落してしまったこと、さらに、脱落しなければタイム的にも目標を達成できていた可能性も高く、レースの展開としては「負けた」という印象が大きいですね。
これで、不参加だった2004年を除くと、2002年から3:16-3:10-3:18-3:19-3:12と5連続の3時間10分台となりました。安定している分、壁を突き破るのがだんだんと難しくなってきていると感じています。
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富士登山競走は、他のレースに比べてタイムに対しての不確定要素は少ないと思われる。走れる区間がどれだけ長いかと、歩きの早さでタイムが決まる。移動速度から考えると他のスポーツでは考えられないほどゆっくりとしたものである。テクニックはあまり必要とされず、運動能力テストに近い感覚であるともいえる。よって、その選手のもつポテンシャルがはっきり現れるレースだと思う。ただしそれが心肺機能なのか、登坂力なのか、高地適正なのか、筋持久力なのかそのウェイトはわからない。
そんなレースなので、発展途上の選手を除けば、数回参加したところで必ずタイムの壁にぶつかると思われる。そして一度壁にぶつかると、試行錯誤して取り組んでも、結局前年とあまり変わらないというケースも多いのではないだろうか。(逆に満足に練習ができなくても思ったよりいいタイムということもあるだろう。)おそらく百戦錬磨の選手ほど、基礎が安定しているがために、そういう傾向が大きいと思われる。安定・停滞モードに入ってしまった自分が今後、このレースに出続ける意味は?と思うと、ちょっと考えてしまう面もある(平日会社を休んで参加する訳だし、、)。
しかし、移動速度がゆっくりしている分、ちょっとした匙加減で突如として好タイムを出せる可能性もあるといえる。それは富士山に挑み続けたご褒美みたいなものではないかと考えている。だから「NEVER GIVE UP」で良いと思う。
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