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2007年5月23日 (水)

箱根直前分析

さて、箱根が近づいてきました。私はアナライザーらしいのでアナライザー的な分析を少々やってみます。

■箱根と山耐比較
距離での比率は、55km/71.5km=約77%
累計比高での比率は、3800m/4300m=約88%
平均すると82.5%
優勝予想タイムは、7時間53分*0.825=6時間30分。
これはオフィシャル優勝予想タイムと全く同じなのだが、果たしてこういう計算がされているかは不明。なお、9時間だと7時間26分、10時間だと8時間15分となる。試走のタイムが円井くんのHPに載っているが、そのタイムからも妥当な予測だといえるだろう。そして完走するには制限時間が14時間だから、山耐17時間の力が必要となる。昨年の山耐で17時間以内の完走者は630人ほど。出走者は2000人で、これだと完走率は1/3以下というとても厳しい数字になるが、実際どうなるだろうか。

■天気と気温
天気は晴の予報。箱根は局地的に雲がかかることもあるが(4月に行った時がそうだった)今回は多分山の上もきっちり晴れるような気がする。気温については、平地で26℃の予報になっている。コースは標高1000m前後で推移するので6℃低いとすると、20℃前後の中を走ることとなるだろう。それぐらいだと木陰は涼しい。が、開けたところはやはり暑い。体感温度は30℃ぐらいに感じるかもしれない。ただしスタートは6時。8時ぐらいまでは結構ひんやりしているはず。そう考えるとCP1までの水の消費量はあまり多くないかもしれない。逆に言えば、中盤以降は一気に消費量が増えるから油断ならない。関門でしっかり補給することが重要。得られる水の量に制限があるのか、前日の競技説明会で要確認事項だろう。あと、前日の午前中まで雨の予報なので、トレイルは多少滑りやすいかもしれない。

■食料
ザックと服装とシューズは決まっている。食料をどれぐらい持つかが悩みどころ。北丹沢以上山耐以下ではあるのだが、加減が難しい。最後に神山があるので少なすぎるのは良くないだろう。後半暑くなって食欲がでるのかも気になるところだ。水と一緒に摂れるグリコーゲンリキッドのようなものがいいかも。

■レース展開
参加選手層が不明なのでわからないが、ポピュラーな箱根であり、宣伝の効果もあって、トレイルレースの常連だけでなく、マラソン等で鳴らしているスピードランナーも参加してくるのではと思っている。また全般的にそれほどテクニカルなトレイルでもないので、序盤からハイペースが予想される。ただし神山のアップダウンはトレイルランの経験がある程度ないとこなせないだろうというのが自分の見解である。仮にもしこのレースでいきなり上位に入る新星が現れたとしたら、その選手は相当な器だと思う。

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コメント

ムムッ鋭い読みですね。
いい線いっていると思います。

確かに純粋なランナーの参加は多いでしょうね。
私は金時山まででつぶれる(足を使いすぎてしまう)ランナーは多いのではないかと思っています。馴れていなくても走れてしまいますからね。
あとは神山の下り。あれは後半疲れた足にかなりくる筈です。

投稿: hiro | 2007年5月24日 (木) 00時16分

私も金時山の登り、犬伏峠までのだらだらで平地のランナーは淘汰されると思います。やはり芦ノ湖の湖畔と神山の登り下りが勝負です。それまで足を使い切らぬように、エネルギーを切らさぬようにペース配分していきます。
トップのゴールタイムですが、6時間を切るでしょう。5時間45分前後がゴールタイムだと思います。
いずれにしてもレースを楽しむ気持ちを忘れずに。箱根の後、体調が戻ったら奥武蔵です。

投稿: watanabe | 2007年5月24日 (木) 20時20分

hiroさん
確かに金時は序盤のカギですね。次の長尾山の小さい登り返しで余裕の有無がわかるのではと思っています。あと、最後の下りは足場悪いですからね。あそこをひょいひょい下ってみたいです。

わたなべさん
5時間45分は僕の想像を遥かに超えるタイムですね。ただ、わたなべさんの場合全コースを走破しての予測なので、説得力もあります。いやあ、どうなるか楽しみです。

あと、気温の予想がちょっとあがってるようです。でも午後にスコールがあるかもしれません。

投稿: 山羊 | 2007年5月24日 (木) 22時49分

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