箱根トレイルラン
昨日は今年の走り納めとして箱根にトレイルランに行ってきました。来年の箱根トレイルレースの下見を兼ねて、強羅駅からの周回コースとしました。一緒に行ったメンバーは、渡辺・市岡・円井という山耐でもトップクラスの選手たちです。3人とも実力者で私は今年山岳レースで一度も勝ったことがありません。どういうところで差がつくのか?それを掴むことも目的でした。今回は一番印象に残ったのはマルちゃんの下りですね。円井スペシャルとでもいいましょうか、さらに磨きがかかっている感じでした。下りでスピードをあげるのは足に負担がかかるような気がしていましたが、ブレーキをかけずに重力を生かして下れれば、逆に筋力を使わないで済むのではないか、そういうヒントを得ることができました。今回は市岡さん、渡辺さんとも万全ではなく、結果だいたい同じペースで進みました。でも自分が苦手な緩い登りですっと前に出て行くところにやはり底力を感じました。来年は何とか差をつめられるよう頑張りたいと思います。
コースは思っていたよりアップダウンが多く、タフでした。ガレ場が少なく土の走りやすいトレイルではありますが、スピードが上る分足を休ませる区間がないかもしれません。
このメンバーで行っても、結局日没に間に合わず最後はライト走行になりました。
明神ヶ岳・富士山をバックに
海ノ平から振り返る
箱根最高峰・神山での夕日
標高と心拍数
区間ごとの簡単なレポートです。
【宮城野-明星ヶ岳】
最初の数分ほど車道を行き登山道に入ります。かなりの傾斜で一気に尾根にでます。狭いトレイルなので追い抜きは難しく、レースだと多少渋滞するかもしれません。(注:序盤はコースが変わるという噂も聞いています)
【明星ヶ岳-金時山】
富士山を見ながらの快適なトレイルです。道幅は広かったり細くなったりで、追い越しはできたりできなかったりだと思います。基本的に下り基調で、明神ヶ岳、金時山と大きなピークだけ一気登りとなります。序盤なので気持ちよく走れ、ペースも上がるでしょう。ただし、まだ序盤に過ぎないので飛ばし過ぎは禁物だと思います。また、雨後はかなり滑りやすく登りで消耗する恐れもあります。
【金時山-箱根峠】
トレイルの状況は非常に良好です。眺めも相変わらず良いのですが、それほど変化があるわけではありません。とにかく長く単調です。山耐のコースでも単調といわれる浅間峠-西原峠の倍ぐらいあります。ボディーブローのように疲れが蓄積されていく感じです。三国山へのダラダラとした250mの登り返しがポイントになると思います。
【箱根峠-湖尻】
今回は時間の都合で元箱根経由にしたため走っていませんが、長いですね。芦ノ湖を見ながらいかに気を紛らわせることができるかですね。
【神山への登り】
登山口から600m強の高低差があります。中盤で一旦フラットになりますが、その後の山頂までの登りがきついです。ここで余力があるかどうかでかなりタイム差がつくと思います。また、ここまでで相当エネルギーを消耗しているところにこの一気登りとなるのでハンガーノックに要注意でしょう。
【神山-早雲山】
コース内で唯一といってもよい岩がちで足元が悪い下りです。ここは無理にペースを上げないで最後のくだりへ力を蓄えるほうがいいと感じました。
【早雲山からの下り】
ジグザグルートの一気下りです。奥多摩で言えば、三頭山や御前山からの下りに似ています。今回は日が暮れてしまってライト走行であまりペースがあがりませんでしたが、日中なら結構攻められると思います。下りが得意な選手は順位を上げる最後のチャンスになるでしょう。ロードに出てからはものすごい斜度の下りです。残った脚力でかなりタイム差がつくと思います。
以下、休憩を抜いた実タイムです。コース通りに湖尻経由だと20~30分ほど長くなると思います。おおよそ山耐の7割と考えてよいでしょう。優勝タイムは5時間半ぐらい??
強羅駅
明星ヶ岳 37:04
明神ヶ岳 29:26 1:06:30
矢倉沢峠 32:07 1:38:37
金時山 18:39 1:57:16
乙女峠 16:43 2:13:59
長尾峠 23:26 2:37:25
湖尻峠 29:42 3:07:07
山伏峠 43:10 3:50:17
箱根峠 25:55 4:15:12
神山登山口 48:14 5:03:26
神山 42:10 5:45:36
早雲山駅 35:45 6:21:21
強羅駅 10:49 6:31:10
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