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2006年12月31日 (日)

箱根トレイルラン

昨日は今年の走り納めとして箱根にトレイルランに行ってきました。来年の箱根トレイルレースの下見を兼ねて、強羅駅からの周回コースとしました。一緒に行ったメンバーは、渡辺・市岡・円井という山耐でもトップクラスの選手たちです。3人とも実力者で私は今年山岳レースで一度も勝ったことがありません。どういうところで差がつくのか?それを掴むことも目的でした。今回は一番印象に残ったのはマルちゃんの下りですね。円井スペシャルとでもいいましょうか、さらに磨きがかかっている感じでした。下りでスピードをあげるのは足に負担がかかるような気がしていましたが、ブレーキをかけずに重力を生かして下れれば、逆に筋力を使わないで済むのではないか、そういうヒントを得ることができました。今回は市岡さん、渡辺さんとも万全ではなく、結果だいたい同じペースで進みました。でも自分が苦手な緩い登りですっと前に出て行くところにやはり底力を感じました。来年は何とか差をつめられるよう頑張りたいと思います。

コースは思っていたよりアップダウンが多く、タフでした。ガレ場が少なく土の走りやすいトレイルではありますが、スピードが上る分足を休ませる区間がないかもしれません。

このメンバーで行っても、結局日没に間に合わず最後はライト走行になりました。

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明神ヶ岳・富士山をバックに

 

 

 

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海ノ平から振り返る

  

 

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箱根最高峰・神山での夕日

 

 

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  標高と心拍数

  

 

 

区間ごとの簡単なレポートです。

【宮城野-明星ヶ岳】
最初の数分ほど車道を行き登山道に入ります。かなりの傾斜で一気に尾根にでます。狭いトレイルなので追い抜きは難しく、レースだと多少渋滞するかもしれません。(注:序盤はコースが変わるという噂も聞いています)

【明星ヶ岳-金時山】
富士山を見ながらの快適なトレイルです。道幅は広かったり細くなったりで、追い越しはできたりできなかったりだと思います。基本的に下り基調で、明神ヶ岳、金時山と大きなピークだけ一気登りとなります。序盤なので気持ちよく走れ、ペースも上がるでしょう。ただし、まだ序盤に過ぎないので飛ばし過ぎは禁物だと思います。また、雨後はかなり滑りやすく登りで消耗する恐れもあります。

【金時山-箱根峠】
トレイルの状況は非常に良好です。眺めも相変わらず良いのですが、それほど変化があるわけではありません。とにかく長く単調です。山耐のコースでも単調といわれる浅間峠-西原峠の倍ぐらいあります。ボディーブローのように疲れが蓄積されていく感じです。三国山へのダラダラとした250mの登り返しがポイントになると思います。

【箱根峠-湖尻】
今回は時間の都合で元箱根経由にしたため走っていませんが、長いですね。芦ノ湖を見ながらいかに気を紛らわせることができるかですね。

【神山への登り】
登山口から600m強の高低差があります。中盤で一旦フラットになりますが、その後の山頂までの登りがきついです。ここで余力があるかどうかでかなりタイム差がつくと思います。また、ここまでで相当エネルギーを消耗しているところにこの一気登りとなるのでハンガーノックに要注意でしょう。

【神山-早雲山】
コース内で唯一といってもよい岩がちで足元が悪い下りです。ここは無理にペースを上げないで最後のくだりへ力を蓄えるほうがいいと感じました。

【早雲山からの下り】
ジグザグルートの一気下りです。奥多摩で言えば、三頭山や御前山からの下りに似ています。今回は日が暮れてしまってライト走行であまりペースがあがりませんでしたが、日中なら結構攻められると思います。下りが得意な選手は順位を上げる最後のチャンスになるでしょう。ロードに出てからはものすごい斜度の下りです。残った脚力でかなりタイム差がつくと思います。

以下、休憩を抜いた実タイムです。コース通りに湖尻経由だと20~30分ほど長くなると思います。おおよそ山耐の7割と考えてよいでしょう。優勝タイムは5時間半ぐらい??

強羅駅
明星ヶ岳 37:04
明神ヶ岳 29:26 1:06:30
矢倉沢峠 32:07 1:38:37
金時山  18:39 1:57:16
乙女峠  16:43 2:13:59
長尾峠  23:26 2:37:25
湖尻峠  29:42 3:07:07
山伏峠  43:10 3:50:17
箱根峠  25:55 4:15:12
神山登山口 48:14 5:03:26
神山  42:10 5:45:36
早雲山駅 35:45 6:21:21
強羅駅  10:49 6:31:10 

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2006年12月28日 (木)

矢岳・酉谷・熊倉

題名でピンときた人はマニアですね。今日はだいぶ足が回復してきたので、まだ行ったことがなくてあまりスピードが上らなそうなところにということで、秩父のちょっと先、武州中川から矢岳、酉谷山、熊倉山と周回コースで行ってきました。あまりメジャーなコースではないのですが、登山道が不明瞭で玄人が好むような山といったところでしょうか。埼玉のこの山域は和名倉山とかマニアな山が結構多いです。

熊倉-酉谷間はかなり昔にいったことがあるのですが、矢岳-酉谷間は初めてでした。全体的に道は不明瞭なものの、尾根線がはっきりしているのであまり間違いようがないような気もします。でも、道迷いの遭難は比較的多いようです。登山道を外すとそこら中に崖があるので迷った際に危険度は高いのかもしれません。尾根線を外さないこと、特にピークからの下りに要注意でしょうね。

昨日も暖かでしたが、今日も暖かでした。このコース雪がついたら春までは行くのが困難になるので、年末に行けたのはラッキーだったと思います。今日は心拍もあまりあげずに明後日の箱根ランに余力を残しておきました。でも、結構いい感じでエネルギーを消費できたようです。今から飯能に行って忘年会です。飲むぞー。

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地味な矢岳の山頂。地味だからこそマイナーなんでしょうが。

 

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立橋山からみた長沢背稜北面

奥多摩側の明るさとは違い秩父側は重苦しい雰囲気です。

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 これまた地味な熊倉山の山頂。

 看板まで薄気味悪くしなくても、、、

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 ハートレート

 160ちょっとで我慢しました。

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2006年12月27日 (水)

冬休み

今日から長~い冬休みに突入です。こんな長い休みは海外遠征を除けば社会人になってから初めてですね。そして今後再びあるかどうか。。特別遠出する予定もないので、トレーニングをしたり、のんびりしたりしながら過ごそうかな。

3日間完全に休養していたら腿の痛みも取れてきました。ほっぺの傷はまだ残ってますが。。今日は青梅丘陵で軽く足慣らしをしてきました。とても暖かく、4月の青梅高水山岳マラソン頃の気候のようでした。

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2006年12月25日 (月)

油断は禁物

土曜日はこの秋4回目の奥武蔵でした。伊豆ヶ岳にアップ不足のままギャンギャン登ったら腿を痛めてしまい、いまだ不調です。。しかも足がもたつき下りで転倒して手をついたときに肩を痛めてしまい、腕もあがらない。。明後日から長期休暇に入るのですが、まずはトレーニングよりも回復に充てることになりそう。。30日に強力なメンバーと箱根に行く予定なのでそれまでに治したいところです。もちろん箱根に行くのは来年5月のレースの下見を兼ねてです。箱根はほとんど走ったことがなく、自分としては新鮮なので楽しみです。

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2006年12月20日 (水)

壁を破る

日曜日の駅伝がどうしても守りの走りのような気がしていてモヤモヤしていたので、今日は3000mトライアルをやってみました。過去のベストは10分4秒でした。10分切れそうで切れない、、そんな感じがずっと続いていました。でも今日はこのモヤモヤした感じを吹き飛ばしたい、スピードを出してみたい、そんな気持ちで走りました。

そして出たタイムが9分54秒。一気に10秒更新。ついに、ホントに念願の9分台でした。足踏みしているようで、もうダメかなと思っていたところで、こういう結果が出たことはすごくうれしいです。心の壁を作らないこと、そして壁を破るきっかけを作り出すというか、見つけ出すというか、そういったことが大事だなと感じました。もちろん地道な努力もあってこそでしょう。

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2006年12月17日 (日)

入間市駅伝

今日は入間OLCの田中さんに誘われて、おとなりの入間市で行われた駅伝大会に行ってきました。駅伝大会に参加するのは初めてでした(富士登山駅伝は1回走ってますが)。慣れていないせいかタスキを外すときに首を絞めそうになって大変でした。チームは一般の部22位(113チーム中)でした。自分が走ったのは3区・8.4km、タイムは31分3秒。走る前にキロ当たり3分40秒ペースぐらいじゃないかと予想していて3分41~2秒ペースだったので、ほぼ想定どおりでした。ですが、一応最長区間、つまりエース区間なので、これぐらいのタイムだと抜くよりも抜かれることが多く、抜かれた時の足の運びの違いに、自分のスピードのなさを強く感じるレースでした。

こういう結果が出た後に、ロードのトレーニングの量や質を変えればまだ速くなれるのか、それとももういくら頑張ってもタイムは伸びないのか、いつも考えてしまうところです。

ここ数年間、5000m等のタイムはあまり大きな変化がありません。全くスピードトレーニングをやっていなかった訳ではないし、特化していたわけでもなく、結果的に維持する程度のトレーニングになっていたということだと思います。しかし、ロードとは直結しないと言われることもあるオリエンテーリングでの走力(巡航速度)やトレイルランでのタイムもそれに比例するようにあまり変化がないというのが実情です。なので、変化をもたらすためにはまずはロードでのスピードアップが必要だろう、、そう考えて秋以降トレーニングを重点的に取り組むこととしました。特に今年度は3月に全日本大会がなく、冬場は山岳レースもないためロードに重点を置くこと絶好の機会です。(逆にそれはここで伸びがなければもやは限界だという、背水の陣でもあるのですが)

現状のベースとして、11月の東日本大会の直前に約5000mのタイムトライアルコースで走った時にわずか1秒ながら自己ベストを更新していました。秋になって2回目のトライアルでした。今日の駅伝までこれをベースでいかに伸ばすことができるか、それは楽しみでもありました。

ところが3回目のトライアル、逆にタイムは伸びませんでした。このときはやや疲労が残っていたからと自分を納得させて済ませました。しかし、万全を期して臨んだはずの4回目。またタイムは落ちました。これには落胆しました。さらに、5回目、、そして高負荷のトレーニングを続けたせいか、心臓に痛みが出始めました。それはいったん直ったものの、、、

そんな状態で迎えた今日の駅伝であったので、不安もあり3分40秒ペースというやや消極的な目標となった上に、さらにそれも達成することができなかった、というのが今の自分です。でも、そんなに悲観的な気持ちでもないです。なぜだろう?もう慣れてしまっているのかな。

それにしても、田中家での打ち上げで、次から次へとどんどん出てくる料理を食べ過ぎて(ごちそうさまでした)体重が2キロ増えてました。まずは絞るところから始めないとやばいです。。

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2006年12月 3日 (日)

ロゲイン下見 その2

今日は先週に引き続き、ぜんとくさんとともにロゲインの写真撮影を兼ねて奥武蔵にトレイルランに行ってきました。 武蔵横手駅から久須美坂に上がり、子ノ権現、伊豆ヶ岳を経て正丸駅に下りるコースです。

このコース、最高地点の伊豆ヶ岳でも標高850mの低山なのですが、しつこいくらいに細かいアップダウンが続きます。累計比高は1800mでした。061203

心拍数と標高の変化はこのとおりです。登りだと170台まであがって、下りだと140台に下がる感じです。大きく下がっているところは、写真とるために休憩しているところです。体感的には山耐よりも速いペース、北丹沢のレースぐらいのペースでしょうかね。

登りも頑張って走ることを心掛けたのですが、最後の古御岳・伊豆ヶ岳の登りは足がパンパンで歩いてしまいました。

このエリアにいくつCPを置くかはまだ未定ですが、地図で見た印象よりも時間がかかるので下見をすることをお勧めしておきましょう。

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