« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »

2006年8月20日 (日)

海、山、また海へ

翌日は栂海新道で日本海から北アルプスに登りました。親不知の海岸から朝日岳、そして白馬岳を結ぶロマン溢れるコースです。通常3泊4日ぐらいですが、1日で走る人もたまにいるみたいです。

親不知の道の駅で仮眠をとろうとしたのですが、台風のフェーン現象の影響か、暑くて寝れません。11:30ぐらいにもうたまらず起きはじめ、0時過ぎに海岸へ。その後準備を整え0:40出発。登山口までの国道は、路肩が50cmもないトンネルで、ダンプが来るたびに柱の影に隠れるの繰り返し。何かこんなゲーム昔なかったっけ?と思いつつ、ヒヤヒヤしながら進みました。

Dscn0368

 

深夜の登山口の様子。ここからスタートです。(AM1:29)

標高の低いエリアはとにかく蒸し暑い!あっというまに汗でずぶ濡れになり、寝てないことも相まって気持ち悪くなってしまい何度かへたり込みました。シキ割と呼ばれる最初の水場で1リットルぐらい水をがぶ飲みするとようやく本来の調子が戻ってきました。山の水が何よりも薬ですね。(お腹こわしたけど、、)

   

Dscn0369

 

 

4時間近く経過し、ようやく日が昇ってきました。黄蓮の頭から。

 

 

 

Dscn0371

 

 

犬ヶ岳から(AM5:50)。急に視界が開けます。しかし目指す稜線はまだ遥か先!

 

 

  Dscn0373 

 

朝の柔らかな日差しとひとすじのトレイル、これからどんな風景が待ち受けているのかと、ワクワクする瞬間です。 

 

 

 

Dscn0375   

 

最後の楽園とも呼ばれる、黒岩平にて 

 

 

 

Dscn0379

 

 

徐々に高度を上げ、花が咲き乱れるアヤメ平を通過します。 

 

 

 

Dscn0380

 

 

長い長いのぼりの末に朝日岳が目前に迫ってきました。 (AM8:51)

 

  

 Dscn0382

 

 

 

 白馬岳を見上げます。もうひと頑張りです。

 

 Dscn0383

 

 

ついに白馬岳の山頂に到着。(PM0:31)

登山口からちょうど11時間ほど。とりあえずNEW阿闍梨シャツで記念撮影です。 

 

 

Dscn0384

 

 

 

白馬大池。ここで森林限界ともお別れです。

 

 

Dscn0385

 

 

蓮華温泉に到着。(PM2:50)

バスの待ち時間がだいぶあったので、一風呂浴びました。そしてバスでは大爆睡。

  

 

Dscn0386

 

 

海岸に戻ってきた時に、ちょうど日が沈むところでした。長い1日でしたー。さすがにこのまま帰る気力はないので、宿に泊まって翌日のんびりと帰りました。 

 

 

【まとめ】このコース、5年前にも来たことがあって、その時が本格的な長距離トレイルランの初挑戦でした。当時はまだ長時間運動に慣れてなくて、15時間ぐらいかかって本当に疲労困憊になりながら白馬山荘にたどりついたという感じでした。今回は5年もすればひと区切りだと思うので、体力的な進歩と新たな発見が何かあるか確認したくて、再びトライしてみました。そして、タイムは確かに大幅短縮しました。ただし自分の未知なるものへのワクワク感というのはどうしても薄れてしまっている気もしました。もちろんコース自体2回目だし、その間いろんな経験をつんできているわけですから、ある意味仕方ないですね。それでも、黒岩平周辺はやはりいい所だと感じたことや、記憶から全く消え去っていた場所もあったりして(例えば、長栂山が森林限界を超えたピークだったとか)それはそれで楽しめました。

ここに今回と同じようなスタイルで来ることはないかもしれません。タイムを短縮してもきっと感動は薄れてしまうでしょう。ロマンを求めていいのは、このコース2回までかな。でも、30年ぐらいしたら黒岩平にまた行ってみたいですね。その時、今と変わらない風景だったら、どんなこと感じるかな。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年8月19日 (土)

雨飾山

メインは翌日ですが、まずは移動&足慣らしに雨飾山に向かいました。比較的ゆっくりと6時前に出発。今まで白馬方面は中央道経由しか頭にありませんでしたが、実は上信越道で長野から抜けるほうが20km弱近いということがカーナビのルート検索で判明しました。しかし、このカーナビ国道を優先して検索するようで、気がついたら長野-白馬間をハードな国道406号走っていて結構時間がかかってしまいました。しかも登山口への道が途中土砂崩れのため、かなり手前の臨時駐車場に車を置かざるおえませんでした。時間的、体力的に大きな誤算でしたが、ここまで来て登らないわけにも行かないので、準備をしました。11:45登山開始、12:35本来の登山口着、14:00山頂-14:15、16:00臨時駐車場着。下山後は慌ただしく温泉に入って糸魚川に向かいました。

Dscn0348_2

 

 

 

 雪渓を横切ります。 この時期でも残雪が豊富です。

   

 

 

 

Dscn0352_2

 

 

山頂からみた急峻な斜面の上にある笹の台地。不思議な地形です。

  

 

 Dscn0354_1

   

 

 

 雪渓を上から見下ろします。花も豊富でした。

 

 

 

Dscn0356_1

  

 

 飛行機雲と入道雲。夏といった感じですね。

 

  

 

 

  Dscn0358

 

 山頂を振り返ります。

 

 

 

 

Dscn0360 

 

 

 遠くに小さく見えるのが山頂です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月13日 (日)

雲取山(夏)

雲取山に登ったことは10回以上あるけど、真夏に登ったのは初めてでした。一緒に登ったメンバーが「今日は走らない!」と決め込んでいたようなので、のんびりペースでした。(あくまで「比較的」だが、、)途中スコールにあったけど、逆に涼しくなってよかったかな。

Dscn0344  

 

 山頂、この後激しい雨に、、

 

 

 

Dscn0345

夏の雲取山、まず思ったことは緑が濃いということ。それに花がたくさん咲いていたということ。黄色いこの花、マルバダケブキ[丸葉岳蕗]というらしいです。一面に咲いているものの、葉が少し枯れていたりして、あまり美しいという感じがしないというのが皆の見解でした。大味な印象から、何か外来の品種が異常繁殖してしまったのではという意見もありましたが、普通に高原よく咲いている花のようです。

一般的に高山植物は環境の変化に弱いですが、これだけの群落をつくるのだから、生命力はかなりのものなのでしょう。

季節のよって受ける印象がだいぶ違うのは意外であり、新たな発見でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月12日 (土)

ある蜂の一生

運転席のそばにふと蜂を見つけた。
蜂は動かない。
蜂はもう死んでいる。

いつ、どこで迷い込んで来たのか、そしていつ死んだのか、大体知っている。
しかし、どれだけ車内を飛び回って、どれだけ苦しんだ後、そこで息絶えたのかわからない。
自力では飛んでこれない遠いところまで運ばれてきて、ようやくその死を確認されたのだ。

蜂は死してなお、立派な姿でそこに身構えていた。
低い羽音を立てて、今にも飛び出しそうに思える。でも、二度と飛ぶことはない。

車内に迷い込まなければ、車がそこ来なければ、蜂は今でも飛んでいたはずだ。
それが本望だっただろう。

だが、死んだ蜂の姿には、予想外の結末に対して、むしろ覚悟を決めた潔さが感じられ、打ちのめされる気がした。

Dscn0338

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月10日 (木)

筋トレ

AllSportsのサイトを見ると、自分のレース中の写真がいっぱい載っているのですが、いかんせん上半身が貧弱な気がしたので、少し筋トレをしようと始めてみました。別にムキムキになる必要もないし、なりたいとも思わないのですが、ヒョロヒョロではなく、しなやかに引き締まった感じになりたいなあと思います。

しかし、腹筋をまじめにやったらお腹がひどい筋肉痛に、、、腕立てをやったら腕が筋肉痛に、、かつては腕相撲でクラスで1,2を争う怪力自慢だったこともあるのですが、今は平均以下でしょう。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »