2017年7月20日 (木)

日本ロゲイニング選手権

第1回日本ロゲイニング選手権に参加してきました。

結果は2436点(満点は3000点)で優勝することができました。2002年に国内で初開催されたロゲイニング大会から、ここまでたくさんの参加してきましたが、今回は24時間の日本チャンピオンを決める選手権で、キャッチコピーも「最強は誰だ」。

「今までの実績は関係ないよ、ここで勝った者が真の実力者だよ」というメッセージと受け取り、ならば真剣勝負だという緊張感を持って臨みました。チームのペアは山田慎也選手。彼はPTLなど海外のロングトレイルの完走実績があり、フル2時間40分、ウルトラ8時間と走力も申し分なく、頼もしいパートナーです。

作戦編と実践編に分けてレポートを書きたいと思います。

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■作戦編
まず、プログラムで公開された情報から、競技範囲とCP数、配点を想定した。
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CP数:50
満点:3000点
地図のサイズ:A3ノビ
縮尺:1/50000
最低標高:520m
最高表高:1530m

Yosou
事前に想定した図

シンヤさんが過去地図を入手してくれて、今回も美ヶ原が入ることを楽しみにしていたが、少し残念という感想。全般的に標高が低い分、暑さ対策もより必要になる。

A3ノビの1:50000の範囲は約20*15kmで、単純に地図の外周だと70km。ちなみに、、、A3ノビの1:25000で開催されるロゲイニング大会は多く、トップが8割程度を取る設定が適しているとすると、市街地ら5時間、山なら10時間程度。つまり、山と街の比率が3:2だったら、8時間程度が適しているということになる。

それと比較して、今回の範囲は外周距離は2倍、面積で4倍ということになる。CP数が変わらず位置関係が相似ならルート距離は2倍ちょうどだが、CPの位置や数の増加によってルート距離はさらに増加する。(このあたりの計算は複雑になると思いますが、、、)

今回は50個とやや多めということで、ざっと2.5倍ぐらいになると想定される。

また24時間になると巡行速度は落ちるので、これを1.2倍と考える。

以上から、8時間*距離2.5倍*巡行1.2倍=24で、やはりちょうど24時間に適した競技設定、ということが想定される。つまり、優勝を狙うならおおよそ8割狙いでプランニングすればOKということになる。

もっとも、これだけ広範囲だと設定の負担も大きいため、若干狭い範囲に収まっている可能性、基本は道利用で、不整地の巡航低下が少ないこと、自分たちの頑張りで1.2倍を短縮することなどから、満点近くもありうるとも想定した。

流れとしては日中は熱いため炎天下の町は避けたく、まずは山、夜は街、夜明けに山と考えた。

以上が事前にコースを予想した内容になる。

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さてレース当日、それぞれ車で早朝出発で、10時前に会場で合流した。地図が配布されたのは10時40分。

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範囲はほぼ予想通り!

ざっと見た印象は街が想定より点数低めで、高得点CPは出戻りか空走区間が発生しやすい。すんなり効率的できず難しいなあと、地図に見入っていたら、うっかり飲み物を地図上にこぼしてしまった。少し慌てたが、タオルでふき取って大きな影響はなく済んだ。

気を取り直して頭を整理し、
・ひとまず満点も意識したプランニングをしておきたい
・近くは保留できるが、遠くはプランの段階では外せない
・近くで保留できるCPを探す。まずは32、次に65。
・特に32はアプローチが南北しかなく、他のCPからも離れていてかなり非効率
・会場へのIN・OUTは34or41が良いのでこれは決定
・山、街、山なら最初は東に出て南北いずれかの山塊に展開が良い。と、するとまずは34。

これで東から時計回りか反時計回りかに決まる。

南の山塊は73へのアプローチが3方向で一筆書きが難しく、序盤だと取捨選択が難しい。いっぽう北の山塊は一筆書きしやすく、早ければハッシュハウスにも寄れる。101は遠いが、行く行かないの判断は48の到着時間でできるうえに48-61の流れも良い。また、最後は41なので後半南のほうが流れが良い。

これで反時計回りに決めた。
なお、65は非効率と判断したが、まずまずの高得点&終盤残すとラインが交差する(極力避けるべき)ので序盤にとることとした。

南の山塊の取り方は調整がきくのでスタート時点では保留にした。水は1.7L程度 食料はある程度コンビニも使えるので7割程度を持った。また発汗対策で塩タブレットはたくさん持つ。会場内も暑いのでなるべく消耗しないように過ごした。

(競技編つづく)

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2016年11月17日 (木)

OMMJapan2016 DAY2ルート

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S-1 谷ルート(青)も検討するが、アタックがきつそうなので尾根ルートを選択。同時スタートの山田・有賀チームと並走するが1でわかれる。

1-2 まずは鞍部へトラバース。目標の谷は明確でわかりやすい。

2-3 3は事前にCPが設定されるのでは、と考えていた面白い地形。2の脱出で林道をスルーしてしまうが地形で進む。アタックは最短を狙うが手前のピークが藪で若干ロス。

3-4 登りは昨日の逆ラインで。ゆっくり登ったせいか違うラインをとった1分後スタートの寺垣内・佐藤チームに先行される。

4-5 2日目のルート選択ロングレッグ。前日の経験から主要道を使うと早そうなのでさっさと出るプラン。緑ルートだった寺垣内チームと合流する。

5-6 尾根ルートと林道ルートの2種類あり。共に尾根を選択するが、彼らばトラバースが速く次第に離され姿がみえなくなる。尾根に乗ってしまえば易しい。

6-7 林道へ出るところでこれから6に向かう山田・有賀チームを見る。7もCP位置は尾根上で容易だが、面白いCP位置設定だと思う。鞍部を狙い迂回と登り返しを抑える作戦だったが斜面はややきつかった。8へ下る小径は事前に確認しておく。

7-8 CPのある小径が不明瞭で地図で見るより難度が高かった。青ルートを選んだ寺垣内チームに再び追いつき、先に小径を見つけて先行する。

8-9 つなぎの区間。再び先行され少しづつ離される。

9-10 スキー場を考えたが昨日の逆ルートを選んだ。登りでじわじわ追い上げ急登のトレイルでここが勝機と判断した市岡さんが一気にスパートして逆転のフィニッシュ。

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2016年11月15日 (火)

OMMJapan2016 DAY1ルート

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オレンジが実際に通ったルートで、青や緑が検討したルートや他チームのルートなど。

S-1 ショートカットの可能性を確認しつつだったが、結局送電線までトレイルで下る。送電線下を少し使ってから早めに湖畔の車道に出た。

2-3 OMMらしいロングレッグ。いくつかルート選択がありそうだったが、スキー場から権現山直下まで登るルートを選んだ。もうひとつ検討したのが青ルート。前半は80mほど登りを抑えられるが、登りも下りも急峻で林道中盤で40mほど登っているため比べるとペースが上がらない印象をうけた。林道の大きなカーブ付近から尾根が南向だったら印象が違うと思う。 緑の大迂回ルートはまったく見えていなかった。このルートを選んだ寺垣内チームと2分程度しか違わなかったため、走力に自信があるチームならベストルートかもしれない。

3-4 東側の林道を使うルートもみえたが、登り返しがきついのでピーク越えとする。鞍部の先は小ピークが2つありショートすると手前の尾根に入りかねない。次の大きなピークを捉えるまで我慢して尾根に入る。

4-5 ルートが多彩に分かれる区間。植生がよい場所でショートカットを狙うが、池の周囲が急峻&藪でもたつく。緑のラインのほうがよかったかもしれない。複雑な林道エリアは避けて早めに主尾根上の林道にあがるルートとした。 作業道が複雑で避けてしまったが、もともと地形図に書かれた主林道を読み解ければ、青ルートが最速な気がする。 ただし地図読みの集中力が必要で、枝道に入ってしまうリスクもある。

5-6 アタックは尾根上から120mの下り。間違うとロスが大きいので尾根上で現在位置を確実に把握して進んだ。別ルートとして林道におりてしまうのもあるかも。

6-7 ここはルート選択はないが難しく初日のナビゲーションの核心部はこの区間だと思う。尾根越えで西に流されると厄介なので少し高めに出るほうが安全。直で尾根を狙うことは必須ではなく、平坦地におりてから尾根に寄せるてもよい。

7-8 林道を横切った先がヤブに見えたので植生の良いところを選んで下った。アタックは横からにした。10m下に谷を確認しながら高さと方向を維持する。尾根上からもあると思う。

8-9 地形や道が意外と複雑なので間違った方向に流されないように注意した。ルートはいくつか考えられる。うまくこなせば差はないはず。

9-10 尾根を切って最短ルートでいったが、ヤブがあり斜面もきつかった。道で回り込んでもよかったかもしれない。

10-11 谷沿いの枝道のさらに枝谷という課題。藪で埋もれ気味で惑わす設定だったと思われる。途中のショートカット藪が濃く良くなかった。

11-12 10,11とショートカットが苦労したので安全策で道で回り込むプラン。地図でみると道は尾根上の表現だが実際は僅かに巻いていて、CPは道から離れた尾根上にある。

12-13 ここも藪がちだったため極力道で引っ張った。

13-14 なんか引っ掛けがあるのでと何度も地図をみたが、なさそうだったので頑張って走った。

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2016年10月16日 (日)

秋の尾瀬

秋晴れの日に尾瀬に行ってきました。今年は紅葉は今一つのようですが、秋らしい爽やかな空気で良かったです。

コース:富士見下‐富士見峠‐竜宮十字路‐ヨッピ吊り橋‐山ノ鼻‐至仏山‐鳩待峠‐富士見峠‐富士見下

久しぶりにカメラを持っていきました。

竜宮十字路付近
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ヨッピ吊り橋周辺

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牛首から山ノ鼻
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至仏山への登りから

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至仏山山頂から
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鳩待峠にて
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午後のアヤメ平から
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富士見峠へ 最後の展望
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2016年8月 3日 (水)

7/30 北岳~笊ヶ岳

白峰南嶺は2008年に初めてに入ってからお気に入りのエリアとなった。いずれやりたいと思っていたのが北岳~笊ヶ岳間を通しで縦走すること。北は広河原、南は雨畑を基点とすると、南下コースの場合15-16時間程度、北上コースの場合17-18時間程度と想定される。広河原へのバスのアプローチを考えると家から発着を含めワンデイでこなすのは困難で、現実的には2日間要するコースである。

南下か北上か、どこで夜を明かすかが考えどころたが、北岳~笊ヶ岳間を日を跨がずに行くことに自分自身興味があったので、北岳最寄の肩の小屋に1泊することとした。小屋泊も考えたが、軽量化を工夫すればテント泊装備でも上記は達成できると判断し、今回はテント泊とした。

白根三山周辺の混雑を避けたいので、7/29(金)-30(土)のスケジュール。朝に下山口の老平に車を置き、バス停までジョグ。奈良田でバスを乗り継ぎ9時45分広河原へ。10時から登り、13時に肩の小屋。3番手ぐらいでテント場の受付を済ます。いい場所にテントが張れた。最終的には30張りぐらいだっただろうか。昼寝してガスが晴れたら散策、お湯を沸かしてラーメン食べて、、とかなりゆっくりすごすことができた。少し時間が余りすぎた感もあったが、非日常的ないい時間だったと思う。

北岳~笊ヶ岳間は区切りよく10時間以内目標にした。ちなみに北岳~光岳は24時間以内という記録があるという。山を始めた頃にその記録を聞いて驚いた。TJAR創始者の岩瀬さんの記録である。その後、誰かチャレンジしているかもしれない。昨今のスピード化からすると20時間以内でも不思議ではない。

肩の小屋 4:20
北岳 4:38-4:47
間ノ岳 6:00-6:03
農鳥岳 7:17
大門沢下降点 7:32-7:36
広河内岳 7:49
笹山 9:17
奈良田越 10:32-10:35
伝付峠 11:33-11:57
生木割 13:33
笊ヶ岳 14:36-14:44
布引山 15:18
奥沢谷 16:50-16:55
老平 17:37

北岳で日の出を見てスタートとしたかったが、ガスがかかり見れないまま日の出時刻を少し過ぎてスタート。間ノ岳までは北岳山荘泊だった人たちと行動時間が重なるためか先行者がそこそこ多いが、広い場所で先行させてもらえば済む程度なので焦らず進む。日曜朝だったらもっと混雑していたことだろう。間ノ岳では遥か遠くに笊ヶ岳が見えた。その距離感は、大変そうだというよりその過程でいろんな景色が見れるだろうという期待感が大きかった。

しかし、展望の稜線のはずが広河内岳からいきなりがガスってしまう。踏み跡が不明瞭な箇所は慎重に下る。大籠岳前後の尾根上で迷いようはないが、白河内岳からの下りが難しかった。ここはマイクロレーサーコンパスが大変役立った。笹山からも1回枝尾根に入りかけてしまう。過去そんなミスがなかったのでちょっと自分に対しがっかりしつつ、気を引き締めなおす。奈良田越で2000mを切ると少し暑さを感じ水の消費が進むが、林道は半分ぐらいは日がかげり水はギリギリ持った。しかし、かなり喉が渇いたので水場で1L飲み、2L追加する。緩い登りだが身体の調子が良い。森のなかの穏やかなトレイルが続く。

笊ヶ岳の最後の急登はキツかったが、14時36分、北岳9時間49分で目標以内で到着することができた。ここで南部の大展望であれば最高であったが、主脈の中腹から上は雲包まれ見ることができなかった。一休み後布引山を経て長い下りとなる。植生が徐々に変化し気温が上がっていくのがわかる。16時50分沢に降り立ち、豊富な流れで汗を流す。あとは慎重にトラバース道を進み林道にでて、17時37分駐車場に戻ることができた。良い達成感があった。

ちなみに装備はOMMレースとほぼ同じで、行動中は5-7kg程度の重量である。

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北岳~笊ヶ岳(水場往復を除いた)ログ

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バス停(手前に大島のバス停があるが時間が余ったのでここまで老平から7kmジョグ)

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テントサイトにて

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ちょっとお散歩

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北岳~山荘の間から

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農鳥岳の遥か遠くに笊ヶ岳の山塊がみえる

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ガスの中の白河内岳付近。山頂が見えない


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核心部のログ拡大

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2016年7月19日 (火)

7/16 甲斐駒~鳳凰

自宅から日帰り可能なロングトレイルの場合、車を利用した周回コースだと勝手が良く好んで設定いたが、行けるところはかなり網羅してきている。多少ロードが増えるものの、電車を上手く利用すればまだまだ新しいコース取りも可能であり、今回は以下のようなコース取りをしてみた。

7月16日(土)

日野春駅(の近くの公園)4:37-竹宇駒ヶ岳神社5:42-7:56七丈小屋8:01-8:53甲斐駒ヶ岳8:57-9:55仙水峠9:57-アサヨ峰11:03-11:54早川尾根小屋12:01-12:42白鳳峠12:45-高嶺13:14-13:36赤抜沢頭13:41-観音岳14:16-14:54南御室小屋15:02-大馴鹿峠16:01-千頭星山1640-17:12甘利山17:15-韮崎駅18:43

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さてさて、山を登る人にはロードのアプローチはとかく嫌われがちだが、日帰りの軽い装備で走れるのであればロードはそれほど苦にはならない。また、山里を自らの脚で進むとその土地の風土がより感じられるという面もある。特に下山後の緩い下り坂のロードは山の余韻や安堵感、夕方の空気や空の色だとかが、記憶に残りやすいと感じている。今回も眼下に韮崎の街を見ながら下り、最後に釜無川を渡って市街地の到着するという流れがとても印象的だった。稜線が見えなかったのが残念だったが、見えれば尚更良いものにだろう。

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甲斐駒は山頂だけ雲の上で青空

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鳳凰山の稜線

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下ってくると雲の中だった

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2016年6月16日 (木)

奥秩父縦走

久しぶりの更新はロングコースの記録です。

先週末、奥秩父の縦走路、奥多摩駅から瑞牆山荘までのコースに行ってきました。このコースは12年前にも終電でスタートしてチャレンジしたことがありますが、それ以来となりました。少し仮眠を取りたい&夜間行動は短くしたいということもあり、終電1本前の23:48着の電車で奥多摩駅に行きました。終バスの時間が16:35で余裕を持たせるならもう1本前の方が良かったかもしれませんが、気がついたのは電車に乗ってからでした...

6/10(金)夜出発
奥多摩駅23:51
雲取山3:31
飛竜権現4:55
将監峠5:49
唐松尾山6:29
笠取小屋7:12-7:25
雁坂峠8:39
甲武信小屋10:34-10:40
甲武信岳10:51
国師岳13:27
大弛小屋13:47
金峰山15:05-15:11
瑞牆山荘16:49
16時間58分

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石尾根に上がってから雲取までほとんどガスの中でした。夜明けは三つ山を巻くあたりで一瞬ガスが晴れて朝焼けが印象的でした。沢では水が得られなかったので、笠取小屋に立ち寄り給水をします。雁峠からの登りでガスが晴れ暑さを感じましたが、その後は晴れたりガスに包まれたりで暑さによる消耗はありません。

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順調に甲武信岳に到着し、東梓に着いたのが12:02で国師までCTは2:20なので13:10-13:15に国師岳と想定したものの国師のタルからペースダウンし国師岳で13:27。間に合わすために頑張るのはやめ、自然なペースを心掛けた。金峰山でで間に合わないことを悟り腰を下ろす。結局終バスには14分遅れでした。

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瑞牆山荘が満員ということで増富温泉まで下り、旅館に尋ねると宿泊OKとのことで助かりました。結果オーライですが、温泉でゆったりはちょっとした旅気分で、長らく温めた宿題を終えた余韻も感じられてむしろ良い味わいでした。

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2015年11月27日 (金)

OMM Japan Tsumagoi

少し時間があいてしまいましたが、11/14-15に嬬恋で開催されたOMM Japanについて簡潔にまとめておきます。

■成績

ストレートロング優勝 10時間29分58秒

昨年に引き続き市岡さんとのチームで参戦。優勝はもちろんうれしい。

■装備

UKの時の装備とベースになっていて、以下を変更した。

・減量
食料:エネルギーバー2本減らし(距離が短いため)
マット:エアマット⇒ザックの背面パッド(草地の上だろうと想定して)
ガスコンロ⇒市岡さん(私のよりコンパクトなため)

・増量
ダウン:フードなし⇒ありに変更(寒さ対策)

上記で0.5kg程度の軽量化。水も1.5Lから1.2Lに減らしたので、合わせてスタート時点で0.8kg減。UK:フル状態で7kg程度⇒Japan:6kg前半。ただし、テントの幕が濡れ絞りきれなかったので、2日目のほうが重かった。

背面パッドのみはやや攻めすぎで30分に1回姿勢を変えることに。保温は今回のコンディションだと充分だったので、条件により1ランク軽量化は可能。

■ナビゲーション

1日目

1-2:分岐を見落とす。尾根道が直進で、道米子瀑布方面が左に分岐だと思い込んでいたため。実際はY字路で行くべき方向が細い。200m先のカーブで気づいたが4分ほどのロス。

11-12:対象の尾根にのったものの見えなかったので、念のため先の尾根まで確認に行き1分半ほどプラス。これは保険みたいなもの。

8-9:直進&地形読みで16:37(2番目に良いタイムは20:09)。ナビゲーションで明確な差がついたのはこの区間。

2日目

3までで35:28。2位のチームは47:21で、ここまでで大きく差をつけている。1-2 16:20、2-3 16:16に対しセカンドラップは17:55、17:51で1分半差程度だが、どちらかロスがあったチームが多かった。

6-7:西側の道が早かったとの声多数。脚力でトップを維持。2番手小野・山田チームは西側の道にでたとのこと。

9-10:笹薮に埋もれたルートだったせいか、大きなミスはないが明確に遅い(1分ほど休憩している)。

■ペース

ナビゲーション要素の少ない初日の7までで3時間52分。2番手の飴本・山本チームに8分リード。その他の走れる区間もだいたいトップは取れている。だが、キロ当たりタイムで考えるとUKの時より距離が若干速い程度にすぎず、それは単に距離が短かったためでプラス評価はできない。国内のOMMもこのペースでは勝てない時がくると思う。

■それぞれの楽しみ方

私は自己のベストパフォーマンスを発揮することに楽しみ感じる。装備を吟味すること、しっかり走ること、きっちりナビゲーションをすること。それらが楽しい。

OMMは楽しみ方の懐の深さが魅力と言われる。衣食住背負うことから、他のレースより普段の価値観やポリシーも現れるのだろうと感じる。そう考えると、こうだと強要することなく、それぞれの楽しみ方を尊重していくことが大切なんじゃないだろうかと思える。

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2015年11月10日 (火)

TheOMM 参戦記 その3

■1日目夜

フィニッシュ時間、実際は19時半になるが、明日は標準時刻なのでもう18時半で行動しておいたほうが無難。(と、いうことをホントにそれであっているか何度も考える...)

風もそこそこで星空も見え、テントは張りやすかった。張るスペースもまだ充分あった。テント内は2人でも特にストレスはなく、暖かく落ち着く。夕食をつくり標準時20時半ごろに就寝する。その後、夜間はかなり風が強く、一度テントがつぶされかけたが、明け方に徐々に収まっていった。

■2日目 33.1km/up2710m

スタートは7:30からということになった。5時半~5:45ぐらに起きることとする。6時半には片付け開始で、7時前にはテントの撤収完了。多少冷え込んでいるが、雨でないので昨日より楽だった。

S-1 10:08 ave3 7:29

開けているが手前の急斜面のため、CPの沢は見えない。エリートクラスの同時スタートが6チームほど。私たちは先行3チームの一角としてCPに到着。

Day2_1

1-2 25:19 ave3 15:47

登りを抑えるプランでルートチョイスする。このチョイスは同時スタート組では我々だ けだったが、同時かやや先行する形でCPに到達できた。

2-3 38:56 ave3 25:07

ここは若干ライン取りに差があるものの基本同じルートチョイス。我々より少しスピード感のあるチームに先行を許すが、2番手でCPに到着。

3-4 1:10:32 ave3 47:05

林道を登りきった地点で休憩。ここで何組かに先行されるが、その後のライン取りがうまくいき順調に4に到達。走りやすく区間も多く、「普通に」風景を楽しむ余裕あり、この時点では完走は間違いないと感じられていた。我々やその周囲のチームは尾根に上がるルートだが、トップ集団は緑のルートを取っている模様。これはまったく見えなかったし、速いとは思えないのだが、、、

4-5 1:06:40 ave3 46:42

道に出るまでのライン取りが結構難しく、山火事跡みたいなところも通過する。谷をつめ順調に斜面に取り付くが登りがタフだった。下りはトレイルがつながっていてラッキーだった。しかし、このあたりから後続スタートのチームにどんどん交わされるようになり、走力差を感じる。

5-6 43:03 ave3 29:33

初めての樹林帯区間。快適に走れるかと思ったら、深い湿地と傾斜した斜面の踏み跡で消耗する。想定よりかなり時間がかかり、手こずった感があった。

6-7 70:45 ave3 42:48

登りはトレイルが使えるが、足元はやはり緩い。平原にでればスピードがあげられるかなと思ったが、ここからが非常に厳しいモコモコした柔らかい足場だった。一歩一歩フレキシブルすぎてバランスを取るのが一苦労で特に足首への負担が大きい。CPまで残り1.5km、なんと35分かかっている。ここで完走ペースに対しての貯金はなくなった。緑のようなラインのほうが走りやすかった可能性もあるが、地図から事前に判断するのは難しい。

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7-8 1:18:02 ave3 52:50

谷沿いは踏み跡がしっかりしており、その後の下りも走りやすいラインを見極めながら進めた。その後、道に出るまでが少々タフだった。エネルギーが切れ気味なので足元のブルーベリーを何度もつまんだ。道に出たところでじっくり補給して回復を図る。ブルーベリー夢中になり過ぎたなのか、タイムが遅い...

8-9 1:03:36 ave3 50:03

2日間の総仕上げ的なタフな400m登りの区間。体力的にきつい区間だったが、足場がよいせいか上位とのタイム比は悪くなかった。17時ゴールはまだチャンスがあるが、CP9の15時関門はもう間に合わない。有人関門でナンバーチェックのみか終了宣告かで運命が分かれる。ちょっと先にCPに着いたチームが先に進もうとしていない。ああ、これは、、と理解する。我々もそこでタイムオーバーを告げられ、会場へ直行するように指示を受ける。

Day2_3

9-G

会場まで6.5㎞/up150m(コースをたどると8.5km/up250m)。ちょうど村越、田島チームも同じタイミングで戻ってきたところだった。

■まとめ

オリエンテーリングやトレイルランニングからこのレースに興味をもつ人は多いと思います。それらのレースよりいい成績を出せるかというと、それほど易しいものではないというのが私が出場した感想です。

今回、トップチームとのタイム比は145%ほどで、過去に出場したオリエンテーリングの世界選手権よりトップ選手とのタイム比は大きいものでした。(もっと言えば、トラック競技の世界記録との比率より大きい)

もっとも、足場の良い区間では125~130%程度の差なので、基本的な走力差はそのぐらいであると考えられます。問題は足場の悪い区間にあります。まず、荷重のある中での足場の悪い場所を進むパワーに欠けているというのがあり、さらに地図から得られる情報だけでなく、現地の判断で移動しやすい場所を選んで進む技量の差いうのも小さくないでしょう。地図読みでのナビゲーションはほぼ完璧でしたが、現地判断でのナビゲーション(というよりはドライビングか)はまだまだでした。そこに悪天候が加わるため、その差が増幅されてます。例えば、我々はめまぐるしく変わる気象条件に何度も着たり脱いだりがあり、それだけで初日は20分程度費やしています。その回数や時間を短縮するといったことも必要になってきます。従って経験によってタイムを短縮できる面もあると思います。

選手層自体はそれほど層が厚いわけではなく、今回エリートでは中位に位置していたし、10位以内であれば手に届く差ではあると感じます。しかし今回規定時間内完走は6チームで、そこに食い込みにはかなりの隔たりがあるのも事実です。(これは今年のコースが例年より長かったというのもあるみたいです)

達成感のある到達地点は、完走のうえの順位をつけることだと感じています。それが目標として適切か、そこまでフォーカスできるか、といわれるなかなか厳しいというのが正直なところです。

今回の収穫は、やはりそれは参加してみないと分からないことだったので、そのレベルを実感できたことがまずひとつ。また、タフなスケジュールでの参戦であったけど、想定内の疲労でこなすことができたのは、収穫というか、ホッとした点です。この競技はチーム戦であり、昨年相馬さんと参加予定でありながら、行くことが叶わず心残りがありました。今年チームを組んだくれた山田くんには感謝したいと思います。完走こそ果たせませんでしたが、私自身は今まで身につけてきた体力は技術はきっちり発揮できたと感じています。また、彼のほうがこの足場に適性があり、悪天候へのタフさも持っているので、チームメイク次第ではもっと上位を狙えると期待したいと思います。

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2015年11月 8日 (日)

TheOMM 参戦記 その2

■1日目 40.8㎞ up3310m
1時間遅れの動揺はさすがに大きい。本来競技時間が1時間長いことが前提のコースなので、明るい時間帯たぶんゴールできない。それに記録はどうなるのだろうとか、あれこれ考える。でも仕方ない。スタートさせてもらえただけありがたいと考えるようにした。

各区間はルートとスプリットタイム比から考察したい。

S-1 30:28 Ave3 21:13(スプリット上位3チーム平均)
ウォームアップ的なショートレッグ。まずは地図への慣れだ。今回の地図は縮尺1:40000 等高線間隔15m。地図上の1マスが1km四方。等高線間隔15mというのは初めて。ちなみに15m≒50ftで、イギリス人の感覚にマッチしているらしい。体感的には地図の印象より等高線1本につき登る。もっともこれは足場や荷物も影響しているかもしれない。CP1はナビゲーションの難度は低いが、数えると一気に350mも登っていて、ほぼ30分費やした。CP数が少なくぱっと見何とかなりそうにも見えたが、やはり時間はかかりそう。

1-2  1:42:41 Ave3 1:08:00
ルートプランが問われるロングレッグその1。中央の稜線伝いがまず目に入ったが、左に迂回する谷のラインを登りが減らせそうなのでこちらを選択した。中盤林道も使えるので比較的スムーズで正解に感じられたが、最大の難所は雨で増水した川の横断だった。幅は5m程度だが、少し濁っているため川底が見えない。流れが穏やかなところで渡ると腿ぐらいまで浸かったが何とか横断できた。その後も湿地状の足元が2kmほど続きペース落ちた。ロスはごく小さいもので済んだが、CP付近はなかなか難しい地形だった。しかしトップのタイムは1時間3分で驚異的。緑のルートがもしかしたら速そうにも見えるが、、、

Day1_1

2-3 19:04 Ave3 12:54
3の周辺の地形は今回のコース上では最も細かく、注意が必要なことがわかる。できるだけ近くで現在地を特定したいので、谷の曲がりを利用した。すると難なくCPに到達できた。

3-4-5 1:54:48 Ave3  1:11:36
3-4はこの日最もコンディションがタフな区間だった。ちょうど雨雲が押し寄せ、西からの向かい風が強烈で体感温度が相当低い。そして冷え切った身体に手ごわかったのが腰までつかる川の横断。横断後は動いて身体を温めないと危険を感じるぐらいだった。4へと下るとガスが晴れ、気温も上がり危機を脱する。なお、装備の切り替え&休憩で10分ほど停滞があったので、その分タイムはかかっている。

5-6 2:26:47 Ave3 1:57:38
ここが2日間通じても最長のレッグ。直線で11km近い。1-2を通るときにプランしたのは南回りだったが、足元がずっとタフなことが予想されたので、距離は伸びるが北上して中央の道を使うプランの提案をして採用となった。川の横断が先ほどより下流のためより手ごわいが、中州があり幅の広いところで横断した。足元が滑りやすくひやひやした。林道にでて一安心だが、ロードに出ると強風と冷たい雨で体が冷える。追い風だったのがせめてもの救い。アタックも特に問題なかった。Ave3の1:57に対し、2:26で125%で1-2と比べ良いチョイスだった。なお、プランナー推奨も道ルート(しかも6を逆からアタック)だが、多くのチームは南回りを選んだ模様。

Day1_2


6-7 50:16 Ave3 36:52
湖畔まで私は道回りしか見えていなかったが、やまたかくんのショートカット案を採用。しかし急激に疲労を感じる。ジェルを一個とるが、もっとエネルギーがもっとほしいが残量からセーブしないといけない。ハイドレの水も尽きロードに出たところでトレイルレースならそろそろエイドがあるよな、、と頭をよぎる。おかげで7への登りでかなりペースダウンしてしまう。ただ、この区間もナビが良くタイムは悪くなく、ここで一時的に12位まで順位が上昇していた模様。

7-8-9  80:01  Ave3 54:47
かなり消耗しているし風が冷たい。7-8は山田君にナビを任せて着いていくことに徹する。登りでエネルギーバーを補給し、予備のボトルからの給水する。脚が冷えすぎて感覚が鈍り安定しない足場に翻弄されつつ、8に到着。8-9は補給が効いたのか、登りきったためか、体が少し楽になる。深い谷を横断後にトラバースの踏み跡があったのも助かった。9は難しい上に完全に日没でどんどん視界が悪くなる。トラバースで進むが、CP付近は予想通り1本の沢というよりは細い沢の集合体みたいな地形で判然としない。対岸の地形との相対からこの辺にあってほしいという位置で周囲を見渡すと20mぐらい先に発見。結果的にほぼロスなしで到達。ここはやはりバテがタイム比にでている。

9-10-11-G 55:35 Ave3 33:36
ここからはナイトナビゲーションになる。ただし技術的には難しくはない。10はオーバーランを注意しつつ発見。10からは非常に急斜面だが、地図に出ていない道も活用し案外問題なく下れた。対岸の山にもいくつかのライトが見え、眼下にはテントサイトの無数の明かりが見え美しかった。夜間のためトップタイム比は良くない。

フィニッシュでスプリットタイムのプリントを受け取ると、16位とのこと。レイトスタートであったが、実タイムの記録となっていて一安心。途中体力的に苦戦したもののナビゲーションのロスは小さく、中位より上に位置していたので、きちんと戦えている。明日も頑張ろうという気持ちで就寝することができた。

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